いよいよ母の胃がんの手術日程が決まり


付き添った兄から説明を受ける


正直、内容なんて頭に入ってこなかった


腹腔鏡手術でできるだけ早く回復して


私が実家と向き合う時間が少なくなりますように


これしかなかった


前回の入院の時に兄に私自身と娘の人格を否定され


どうしても許せなかった


幼少期私がどれだけ辛い思いでいたか


そのせいで今もどれだけ人間関係で苦しんでいるか


どうしても父母兄の前でぶちまけたかった


その日は「悪かった」と口では言ってたけど


胃がんの手術を控えている母に今言うのかと


私がどんなに辛くても寄り添ってくれなかった母に


寄り添え!と 元ヤン兄が凄む 怖くて


やっぱりあの頃のように、感情を消して


寄り添うフリ


涙が溢れたけどこれは悔し涙だよ


この先も結局 


こうやって寄り添うフリしないとダメなのかな


私は気持ちも感情も持ってはいけないのかな


でもまあ、この毒兄もいなければ


私があの毒親の面倒をみなければならないのだから


仕方ないのかな


長年、生きづらさを抱えて生きてきた私


24で実家を出てからはお盆とお正月に帰省するくらい


その2回でも苦痛で苦痛で仕方なかったのに


今年で85になる母が胃がんになってしまった…


お盆にその事を聞いたときは正直「やめてくれ…」だった


両親のことは近くにいる兄(内縁の妻あり)が


みていたけど、いよいよ母親に頼れなくなった今回


「土曜なら来れるよな?」「会社休めるよな?」と


小さい頃から甘えたり頼ったりさせてくれなかった母に


どうやって心から寄り添えと…


自営業の父の跡取りという名のもと


会社のお金も両親のお金も自分のものとして


豪快に使いまくり、やりたい放題だった兄と


どうやって同じように寄り添えと…


兄にとって姪である私の娘にも


「寄り添わないなんて冷たい孫だ」と…


ずっと我慢してたけど、娘を悪く言われるのは


許せなかった


もうこれ以上、私の気持ちと生活を犠牲にしてまで


寄り添うなんて無理と伝えた


病院にお見舞いには行くけど、それが精一杯だと


世の中的に非常識で冷たい娘だと批判されるだろう


でもこれまでの私の人生を知っているのは私だけ


自分を守れるのは自分だけだとやっとやっと気づけたから


勇気を出してはじめての一歩を踏み出す


私が私の人生を私らしく生きるために


人生後半戦の扉を開ける