丸々1年ぶりの更新。
今日、2015年の大納会が終わった。

2015年
日経平均
始値19070円 高値20952円 安値16592円 終値19033円 変動幅4360円

ドル円
始値119.67円 高値125.85円 安値115.82円 終値120.46円(未確定) 変動幅10.03円

直近20年のドル円ボラティリティ
1995年 24.95円
1996年 13.08円
1997年 20.99円
1998年 36.19円
1999年 23.50円
2000年 13.68円
2001年 18.51円
2002年 19.73円
2003年 15.07円
2004年 13.03円
2005年 19.70円
2006年 10.88円
2007年 16.93円
2008年 24.90円
2009年 14.38円
2010年 14.74円
2011年  9.98円
2012年 10.76円
2013年 18.88円
2014年 21.10円
2015年 10.03円 

平均17.66円

数字は何よりも雄弁に語る。
今年は日経平均にしろ、ドル円にしろ、明らかなレンジ相場のまま終了した。
上の数字を踏まえた、ざっくばらんとした来年の展望を書き綴っておこうと思う↓

ドル円、年単位の長期スパンでの上昇トレンドは終了したと確信してる。
2016年は、どこでショートポジションを持って、どれだけ円安に担がれようとも、最終的には全て利が乗る1年になると思ってる。

過去20年のボラティリティから読み取れる情報の一つに、小さく動いた年の翌年は、年間平均幅より大きく動く傾向が強いこと。
2011年と2012年は2年連続で平均を大きく下回るボラティリティだったが、2011年は東日本大震災の影響による、ミセス・ワタナベ殺しを狙った史上最安値更新があった年だ。
ある種のビッグプレイヤーが退場して、下降トレンドの典型的な終わり方である鍋底の推移というのを考えると、11年と12年の2年連続での小幅なボラティリティは、特殊例と捉えていいように思う。
恐らく、来年は17円±1円程度の値動きは期待できる可能性が高いと今の時点で考えている。

現在のレートは120.4付近。
そこから17円の値幅を作ろうと思ったら、上はどの辺なのか?
個人的には、123円より上は完全に天井圏で、125円以上は大勝負の売りを入れても良いレベルと考えている。
一部のエコノミストやなんかが130円説を唱えているが、個人的には「まず無い」と思ってる。
125円あたりを天井とするなら、17円の変動幅で下は108円前後。
長期戦略でポジションを取る場合、123円台から入って、全てのストップを133円において、リミットは手堅く110円といったところか。。

もしかしたら123円にすら届かないまま下に行くかも知れない。
そうなったら、自分は短期のシステムだけが稼働して、中長期的な手動のポジションを持てないまま指をくわえるだけの展開になってしまうが、そうなったらもう仕方ない。
まあ、その可能性も薄いとは思う。
何しろアメリカが利上げ局面入りしてることだし。

とにかく、来年からは円高局面へ入るためのキッカケ探し。
円売りポジションは絶対に放置しない、大きく狙うならショートポジ。

ついでに、ピンポイントのスキャルで狙うべき価値のあるのは、2月3月の米雇用統計と、FOMCでの発表時くらいかな。今思いつくの。
例年、2月3月あたりの米雇用統計に聞かれる、寒波の影響はまず無いだろう。
市場予想と自分の予想の数字の乖離具合にもよるけど、基本的にポジティブな結果に張る方が分が良いと思ってる。
FOMCに関しては、織り込み済みであっても、50pips程度は上を期待できる。米雇用統計と同じく、発表にかこつけたスキャルで抜こうと思ってる。

日経平均については、23000円到達の見通しをまだ崩していない。
安倍さんが総理やってる間は、下がっても全て戻してまた上を目指す展開の一択予想。
ただし、23000円到達が2016年中なのかと聞かれると難しい。。。


こんな感じですかね。

では、良いお年を。