その優しい香りで居場所を教えてくれる

定家葛(テイカカズラ)

主を見つけ、その木の幹をすべて覆い尽くしてしまうほどに繁り、驚くほどたくさんの小花をつけています
音符   



お花のまん中の、オレンジ色のお花模様がまた可愛くてWハート 



木陰のあちこちから蔓をのばしていました



すぐ目の前にもタラリ~ン音符
昔々のお話です…

ある日、雨宿りしていた旅の僧の前に一人の女性が現れ、藤原定家が愛した式子内親王(後白河上皇の皇女)の墓前に案内しました

女性は、式子内親王の没後も内親王のことを忘れられない定家の情念が、ツタとなって墓に絡みつき成仏できないでいるので、どうか読経してほしいとお願いしたそうです

その女性こそが、亡霊となって現れた式子内親王…
それ以来、そのツタは定家葛と呼ばれるようになったとか…



こちらは空木(ウツギ)のお花です

卯の花~の匂う垣根に~♪

唱歌『夏は来ぬ』の歌詞にもある卯の花は、このウツギのお花のこと…




ただ、この歌詞にある匂うは香りのことではなく、万葉集でもよく詠まれているように、美しく咲いている様のことをいうそう…




お花に鼻を近づけてもやっぱり匂いません…

でも、たくさんのお花に囲まれ佇んでいると、そこはかとなく漂ってくるんですよね…

テイカカズラとはまた別の優しい香りが…




そうそう、ウツギはウツギでも、家の庭にある梅花空木(バイカウツギ)はとても良い香りがします

写真がなくてスミマセンガーン




葉っぱの向こうから『こんにちは』とお顔をのぞかせてくれた可愛いこWハート




木陰に咲くお花は、どこか薄紫色にも見えたり…



花びらの散ったあとも楽しいウツギです



そうそう、香りといえばこのこは絶対はずせません
小紫陽花(コアジサイ)

夜空にちりばめられた星屑のよう…



同じ木に咲くお花でも、それぞれにまた別の趣を見せてくれるコアジサイ…



陽射しのスポットライトを浴びたお花と、葉陰に咲くお花…
どちらの色合いにも惹かれてしまいますWハート




この日は強い風がビュービューと吹く日でした…

風に吹かれ枝が揺れるたび、フワリフワリと漂う優しい香りが鼻腔をくすぐります…




そんななにげない瞬間がたまらなく幸せに感じたひとときでした花 




『かぜとかざぐるま』


かぜに いろをつけたひとだれ

かぜに はねのあるのをみたひとだれ

かぜを みたいとおもったら

かざぐるまを みていてごらん

かざぐるまを ほしければ

かぜのなかを さがしてごらん


岸田衿子さんの詩です




*ひとりごと*




珈琲が大好きなので、一日に3杯ぐらいは必ず飲みますtea

そしてすこし前のブログでもお話したように、お気に入りのカフェをずっと何年も探し求めています




5年ほど前のこと…

出先から家に戻る途中で見つけた小さなカフェ…

店内は狭いながらもとても落ち着いた雰囲気で、初老のオーナーさんご夫妻も物静かで素敵な方達でした…




入口のドアを開けたとたん目に飛び込んできたのは、棚いっぱいに並べられたたくさんのカップ…

私でもわかる有名ブランドのものを含め、好みのブルーの花柄や淡い色彩のカップもいくつか並べられていました




うろ覚えですが、つい最近ブロ友さんとの間でも話題になった、ポートメリオンのキジムシロのお花のカップもあって、いつだったかそのカップで珈琲をいただいたような記憶があります…




初めましてのその日、まずは珈琲を注文した私…

もしかしたら自分で好きなカップを選べるのかなと、内心ワクワクしていたんですが、特にカップのことには触れられず…

そしてたくさんのカップを前に、腕組みをしながらジーッと考えこむオーナーさん




えっ??

もしかして私に合うカップを選んでくださってる??

そんな風に思ったら急にドキドキしてきましたキャ




一緒に行った主人はアイスコーヒーだったので、悩んでおられるのはどう考えても私のカップです…

それがけっこうな時間でしたん~・・・。

そしてしばらく待ったのち、持ってきてくださったカップが…

縁取りがキラキラの、ゴールドのドット模様のカップ




もちろん素敵なカップには違いないんですが、申し訳ないけど正直ショックでしたウキャー!

だって、ゴールドが嫌いなんですもん…

(ゴールドがお好きな方ごめんなさいね💦)




指輪等のアクセサリーもほとんどがシルバーか、ナチュラルな雰囲気のもの…

バッグの金具も必ずシルバーか、艶消しの金具の物を探すほどなんです…




よりによってなんでゴールドなんだろう??

その日の服装も、ブルーのデニムにコットン素材の小花柄のブラウスでした…




キラキラしたゴールドは、私にはどう見ても似つかわしくないと思われるのに、もしかしたら当時髪の色が茶色だったからかなぁ…

それとも顔がくどいから??

(またまたゴールド好きな方に失礼ですよね!ごめんなさい!💦)




かろうじて可愛い(笑)ドット柄に慰められましたが、笑われるかもしれないけど、カップに限らず何に対しても異常なほどの好き嫌いとこだわりがあって、友人といても友人のカップの方が好みだと変えてもらっちゃうぐらいなんですガーン




いつだったかのマンション暮らしの時も…

好みのカーテンがなかなか見つからず、しばらくカーテンがないままでしたん~・・・。

って、他にもっとこだわらなきゃいけないところがあるだろ!って話ですよねsweat*




肝心の珈琲はというと、丁寧に淹れられたとても美味しい珈琲でした

家の近くなので、コロナ禍の前は時々訪れてはいたんですが、そういえばコロナ禍のすこし前からおじゃましていないような…




小柄で物静かなオーナーさんも素敵なんですが、奥さまがとても可憐で可愛らしい方なんです

ノーメイクに近いお顔を見ると、私よりは歳が上かと思われるのに、まるで少女のような雰囲気を醸し出されていて…

そしていつも可愛いお洋服をお召しになっていて、それがまたお似合いなんですキャ




ただ、本来ならば2つあればいいと思われるスペースにテーブルが3つ…

なのでテーブル同士がかなりくっついていて、他のお客さまの会話が丸聞こえなんですん~・・・。




ナチュラルなウッド調の家具も私好みで、見た目は落ち着いた雰囲気なのに、正直、他のお客さまがいらっしゃると、あたふたと珈琲を飲みすぐに出てきてしまいます…

お店側にとっては、回転率がいいからそれも良しなのかもしれませんね…




そんなわけで、お気に入りのカフェとまではいかず、相変わらず落ち着くカフェをずっと探し続けている私ですガーン

ただ長居をしたいわけでなく、短い時間でもホッと寛げるお店がいいんですよね…




そうそう、長年お気に入りだった珈琲用のマグカップが、数日前に欠けてしまいショックな気持ちでいたところ、素敵なマグカップを見つけお迎えしました

もちろん大好きなブルーの柄のものキャ

今度は大切に長く長く使いたいですビックリマーク

(写真がなくてスミマセン💦)




相変わらずひとりごとが長くなってしまいました sweat*

のぞいてくださって、ここまで読んでくださってありがとうございますWハート




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