『読書を通じて、自分ではない人生を体験したい。自分の生きている世界から距離を置いて、自分自身からすら距離を置いて、

純粋に他人の思考をたどることが出来るのは、読書経験をおいてほかにありません。』

 

『人間性を育てるために読書ほど有用なものはないと思います。

挫折を乗り越えるになぜ読書が有意義なのでしょうか。読書をしていた人は、こういう挫折を既に

本の中の世界で経験済みだからです。』

 

 

 

『自分とは境遇も考え方も違う人間が全く違う判断を下して、全く違う人生を歩んでいく他人になりきって、

その思考をたどる。何度もそれを経験することで他人が自分とは全く異なる意見を持つことが極めて

自然であると身に染みてわかります。』

 

 僕が今まで読んできた本の中で、

「何のために読書するのか」、

「読書して何が得られるのか」

「子どもに読書させたければ何をすべきか」

について、この著者が示してくれている答えが、一番納得できました。

 

また、テレビや新聞メディアの報道で、

よく事件の犯人が過去優等生だった、真面目な人物だったなどと報じられていますが、

ではなぜ同じ優等生なのに、出世する者と犯罪する者と、全く異なる人生を歩んだのか、、、

このように、著者は実例を挙げて、読書が人生を左右するほど重要だと説いているところも非常に分かりやすかったです。

 

 !!細切れ時間があったら、迷わず読書する!!