安部元首相の訃報に至るまでの一連の流れをTVで観ているうちに、夫が亡くなった時の事が思い出され・・・


泣きました。





“心肺停止”と、“死亡時刻”とのズレ。





これに関しては、ネットなどで調べ理解はしているつもりなのですが・・・、ケースによっては、多少の違和感を抱かずにはいられません。


いわゆる“蘇生措置”を試みている間は、“死亡”とは認定されず、医師が・・・「もうこれは、蘇生の見込み無し」・・・と判断した時点で“死亡”と認定されます。


もしくは、家族が・・・「もうこれ以上は、何もしていただかなくて結構です」・・・と医師に告げた時点で、“死亡”が確定する事もあるかと思います。


安部元首相の場合は、要人であるため、かなり長い時間“蘇生措置”が行われました。


また、昭恵夫人が病院に到着し、家族の同意を取った上で、“死亡”を確定させた・・・とも言えるかと思います。


要人であらずとも、少しでも、蘇生の可能性があるのであれば・・・これは当然の事です。





私の夫は、誤って線路に落ち、その時ちょうどやって来た電車に轢かれ、亡くなりました。


その際、身体が車輌と線路の間に巻き込まれ、夫の身体を撤去するのに、一時間近くの時間を要し、その後、“心肺停止”状態で救急病院に搬送されました。


私はその時湯治先にいて、警察から夫の訃報を受けたのは、翌朝の九時過ぎでした。


夕刻、湯治先から戻った私は、一人・・・警察に夫の遺体を引き取りに行きました。


夫の遺体は、青いビニールシートに二重にくるまれていました。


一応の止血処置はされた様ですが、血は止まらなかった様で、潰れた後頭部から流れ出た血で、ビニールシートは血だらけになっていました。





「特に下半身の方が車輌に巻き込まれてしまったので、顔と胸の一部しかお見せ出来ません・・・」





警察お抱えの葬儀社の方には、そう言われました。





何日か経過した後、夫が搬送された救急病院から、請求書が届きました。


その明細の中には、『AED』という項目がありました・・・





・・・怒りで、涙があふれました。





電車に轢かれてぐちゃぐちゃになって、“心肺停止”で搬送されるまでにも、かなりの時間を要した・・・そんな、明らかに助かる見込の無い場合でも、通りいっぺんに『AED』をやるのかと・・・(;_;)


それは、それでなくとも悲惨な状態の夫の遺体に、更に鞭打つ様な行為に思われ・・・、怒りで涙があふれました。





静かに眠らせてあげる事は、出来なかったのかと・・・(;_;)





遺族の中には、後から『AED』をしなかった事に対して、やり場の無い怒りをぶつけて来る方もいるでしょうから、病院の立場としては、やらざるを得ないのかもしれません・・・





しかし、それも・・・時と場合によるのではないでしょうか・・・???





その時の記憶が安倍元首相の一連の訃報に至る流れの中で思い起こされ・・・涙。





人の記憶とは、こういった・・・自分を投影出来るシチュエーションにより、呼び起こされるものなのだなぁ・・・と、改めて感じました。





その翌日、OLをしていた頃からの友人のOちゃんからLINE電話があり、どうも様子がおかしいと思ったら・・・


人間ドックで引っ掛かり、進行性の大腸癌が見つかった・・・との事💦


彼女自身、まだ混乱していてメンタルが定まっていない状態だったので、とりあえずは一度落ち着いて、それからまた連絡をくれる様にと伝えました。


ステージも良くないらしく・・・





「一日でも、長く生きたい・・・」





・・・などとは言うものの、元々かなりネガティブなタイプである事から、私のアドバイスなど耳には入らず、内々にこもってしまうのではないか・・・と案じています。


しかし、いかなる状況であろうとも、メンタル面も含め、あらゆる事柄を好転させる力というのは、自分自身の意志と行動力があってこそだと思うので、彼女自身がそれを想起しない限りは、残念ながら私は無力である・・・


・・・そうも思っています。





私自身も、癌と闘う時は、なるべく情報の拡散を抑え、余計なストレスは排除した上で膀胱癌に立ち向かいました。


その上で、ステージが確定する以前に、自分のやり方を決め、余計な迷いをサッサと排除しました。


やはり、その時点においても、私のメンタルを支えたのは、行動により自主的に決定した、様々な自分なりの再発阻止のためのノウハウでした。


元々が・・・「医者の言いなりになんてなってたまるか!」・・・という、反骨精神を持つ変人でもあります・・・(^_^;)


“多少変人であるぐらいの方が癌は治る”・・・とも言われていますが・・・


“ヘンな風にいわれの無い自信のあるタイプ”


・・・とも言えるかもしれません・・・(((^^;)





癌に罹患したにも関わらず、この年まで人間ドックなんて受けた事ないし、バリウムも飲んだ事がありません。





何をしても死ぬ時は死ぬんで、それはそれで仕方ないやね・・・





・・・基本、そう思っています。





人間ドックなんてやってる暇があったら、部屋でウェイトの一つも持ち上げて筋肉つけて、基礎体温上げろや・・・





それが、“インドア派の野人”である私の、最近のスタンスですwww





さてさて、そんなワケで、野人は今日から引っ越して以来初ルートで、いつもの湯治に行って参ります。





「いかなる状況に陥ろうとも、ゼッタイにブレないゾ・・・!!」





そう自分に言い聞かせ、これからもやって行く所存です。





さてさて、どうなります事やら・・・www





✳️写真は、湯治準備中のMariaのお部屋。





ではではまたまた・・・


生きとし生けるものが幸せでありますように🍀