しばらく休んでいたシャンソンのレッスンに復帰することにした。ほんと、わたしは気持ちが長く続くない人。出だしは燃えるが、だいたい2年で飽きる。いままでの習い事はすべてそうだ。

シャンソンの場合は、知らなかったが、伝統のある組織で習っていたらしく、組織に属したことないわたしにとり、びっくりすることばかり。

 結婚という組織にも会社という組織にも所属せず、無保険無保証の世界を生きてきたわたしは、組織で生きてきた人にとり、めざわりな存在のようだ。めだつ? めだとうとしてもいないし、派手な服装もふるまいもしてないのに。

 いやですね。わたしは、歌を歌いたくて行っているだけなのに。ああいやだ。辞めてやる!!

嫌だとすぐ辞める性格。だから、最近、友達も少なくなった。しかし、今回は、頭を冷やす時間をもったことで、とどまった。わたしらしくなく、損得のてんびんにかけたのだ。

 大きな舞台に立ち、バンドで歌える魅力。スポットライトを浴びて歌うのはカイカーン!!

というわけで、復帰を決めた。でも、また嫌になったら辞めるかもしれない。そういえば、親しい人に「これが最後の舞台」と年末言ったばかりで「最後なら」と見に来てもらったばかりだった。

ごめん。ごめん。花をもらっちゃってごめん。