VWディーゼルエンジンの排ガス規制不正問題 | シャルム 公式ブログ

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独自動車大手フォルクスワー

ン(VW)が米国でディーゼルエン

ジン車の排ガス規制を不正に逃

れていた問題が広がりを見せて

います。



VWは欧州、そしてドイツでも不正

行っていたとドイツの運輸相が

明かにしています



外紙の一部ではBMWも欧州規制

に対して同様の不正があった可能

性について記事にし始めています。


いまのところBMWはこれを否定し

いるが、今後どうなるのかはま

からない状況。

一歩間違えば、ボッシュにシス

を発注している欧州メーカー各

社が芋づる式に連座する可能性が

あるようです。

もうひとつ日本のメーカーは大

夫なのだろうか?


実はディーゼルエンジンに関し

は諸般の事情で日本のメーカー

は出遅れました

結果的に近年の国産ディーゼ

規制強化後のユーロ6と日本の

厳しい規制を視野に入れて開発

されています。

特に日本では国交省や都による

抜き取り検査が行われているた

、不正をすれば早期に摘発されま

す。

過去にいすゞが摘発されたこと

あり、リスクが高いことはよくわか

っているはずなのです。

最新の排ガス規制に準拠するた

めには従来の高圧縮比のディー

ゼルでは難しいため、低圧縮に

する手法が取られています。

圧縮比を下げるとNOxの発生は

抑制されるからなのです。

一例として、最近ディーゼルに力

を入れているマツダなどは、圧縮

比をディーゼルの常識では考えら

れないほど下げている。

当然、欧州勢に比べてパワーで

は不利になるが、それでも圧縮

比を落としたのです。

もはや何を信じたらいいのかは分

からないので絶対とは言わないが

、順当に考えられる限り、ここまで

やって規制に引っかかるとは考え

にくい。

マツダのディーゼルシステムは日

本のデンソー製だ。長年にわたっ

て日米の厳しい排ガス規制を潜り

抜けてきた会社だけに、正攻法で

クリアできていると考えていいと

思います。

ちなみにデンソーのシステムを使

うのは他に、トヨタやボルボ、ジャ

ガー・ランドローバーなどです。


同じくドイツのメルセデスベン

それでも堂々としています。




なにせE350ブルーテックは

2010年2月に、世界的にみて

も対応が極めて困難といわれる

日本のディーゼル車排ガス規制

”ポスト新長期規制”を輸入乗用

車として初めてクリアしている

のです。

そしてさらにオートマチックトラン

スミッション車としては国産をも

押し退け、初のポスト新長期規

対応車となったのです。





ブルーテックは排ガス浄化にアド

ブルーという尿素水溶液を使用す

るSCR(選択型還元触媒)を採用

したのが特調です。

アドブルーを高温のガスに噴射す

ると尿素がアンモニア(NH3)に変わ

り、排ガス中の窒素酸化物(NOx

や炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)

などの規制物質と化学反応を起こ

して、無害な窒素(N2と水(H2O)、

二酸化炭素(CO2に分解して浄化

するというもの。

今回の件で”やっぱりディーゼルは

環境に悪いんだ”なんていう輩が

大勢出てきてしまうのはいたしかた

ないとは思いますが、今回のVWの

はどうやら欲や数字に拘り過ぎて

このようなきちんとしたシステムを作

ってなかった事にあるようです。

作らないから検査も通らない。

じゃあ検査の時だけ誤魔化してしま

え!みたいな簡単に言えば”手抜き

工事”みたいなものです。

それを正当に長年築き上げてきた

実績と信頼のあるベンツ・ディーゼル

を同様に思われてしまうのはとても

残念。


なぜここまで言いきれるかというと、

これでメルセデスベンツに万が一

規制がかかる事になれば、それは

日本の世界的も対応が極めて困難

といわれる日本のディーゼル車排ガ

ス規制”ポスト新長期規制”までもが

否定される事になるからです。






長々と書き残しましたが、上の理由

から私はこんな状況の中でもベンツ

のディーゼルエンジン車は太鼓判を

押します!

己の信念を曲げず今後もどんどん

販売していきたいと思いますので、

どうぞよろしく御願いいたします。