おかしな相場 | シャルム 公式ブログ

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車に少しでも詳しい方ならご存知

だと思われますが、去年から、古

車の一部が異様な値で取引さ

れています。


私が気がついたのは去年の始

なのですが、とあるオークション

会場で、96yポルシェ911カレラ

RSがなんと1700万円という考え

られない値で落札されたのが始

まりです。

たしかに元々希少価値のある車

で、年数関係無く安定した相場の

あった車ではありました。

それでも当時の感覚でいきますと

、程度の良い走行の短いもので

650万円~750万円というのが

業者の平均買取相場でありまし

た。

この時の業者さんはたぶん、こう

いう価格で買っていたでしょうから

宝くじでも当たったような感覚に

きっとなっていたでしょう・・。

羨ましい・・。


これが一気に業界で噂が広まり、

”ポルシェの空冷は儲かる”

となった訳です。


どうやら値が飛ぶのは、基本的に

改造のしていないオリジナルに

限っているようですが、今ではな

んとごく普通の964の911カレラ

2まで異様な値で取引されるよう

になっちゃいました。

これも昔の感覚ですと、程度の

良い低走行のもので250万円前

後の買取価格。

それが今現在ではなんと軽く400

円以上で取引されています。


さらにポルシェの空冷に追い撃

ちをかけたのがこの車。

日本が世界に誇る、名車中の

名車、トヨタ・2000GT。


これは元々すでにプレミアが付い

ていましたが、それでも2000~

2500万円位のものでした。

ところが去年の5月、アメリカの

とあるオークションでこれが116

万ドル、日本円で約1億1800万

円で落札されたのです!!

こういう事実ができちゃうと、相場

はもちろん1億円となる。

狂気の沙汰です。


この頃から古いフェラーリー、ラン

ボルギーニーもどんどん根を上げ

、現在では相当狂った値が付いて

いるのが現状。


わかり易い一般的?なフェラーリ

で説明するなら、この”ディノ”。


昔ですと程度によっても値がバラ

バラなのですが、安いのだと600

~700万円、程度の良いもので

1000~1200万円位で

買えました。

ところが現在では、コンディション

が良いと3000~5000万円位

はするようです。


下のディトナなんかは現在1億円。

カウンタックのアニバーサリーも

当時一声1000万円位だったの

が今では2000万円オーバー。

クワトロバルボーレなんかはもっ

と上。

ディアブロVTの最終の程度の良

いもので平均2000万円位です

から、その軽く上を行っちゃうの

です。


ランボルギーニー・ミウラなんか

が出てきた日には、大騒ぎになる

のでしょう・・。

きっと1億を軽く超えるでしょう

から・・。


しかしこの相場、いくらなんでも

おかし過ぎないでしょうか?

ほとんどが海外への輸出のよう

ですが、このままですとそのうち

日本にはこのてのやつが無くなっ

てしまうのでは?という残念な想

像までしてしまいます。


日本経済の元気の無さがこん

とこにも表れているようでなり

せん。