本日、”お約束修理”を全て終え
た05yプジョー206CCが入庫
いたしました。
この206、お約束故障が2点
あります。
まず1点はこのCCだけのもので
すが、電動オープンが壊れると
いうもの。
原因は、”ハイドロリックパワー
ユニット”の故障。
主な故障要因としては、電動オー
プンを中途半端な形で止めてし
まい、何時間かそのまま放置して
しまうとあっという間にこのポンプ
は壊れます。
開けるならきっちり開ける。
閉めるならきっちり閉める。
中途半端にすると、油圧が常に
働き、とても大きな負担となるの
部品代約21万円。工賃3万円。
交換する際も、町工場でなく、
正規ディーラーで作業する事を
お勧めします。
中古車市場で、極端に低額なCC
をよく見かけますが、ほとんどの
個体がそれを知らずに、そういう
事をしてしまい壊してしまったパタ
それともうひとつ。これはCCに
限らず、00y~05yモデルあたり
のプジョーに多いというか必ず
なるようですが、”ATで、3速
走行時にアクセルOFFした直後
に「ゴン」という大きな音と共に 、
警告灯全点灯+3速キープの状態
になりました。停車後、エンジン
再始動で何事も なかったように
復帰しました。”という症状。
これは、初期段階は、警告灯が
つかない事も多く、ディーラーで
診断してもフォルト(故障歴)が出
てこず、知らないサービスマンだ
と”AT交換ですね”等と言われて
実は当社では過去数台、この
症状で御車をお預かりしています
が、その数台、実はあるセンサー
交換で治りました。
その部品は”ヒートプロテクション”
ATの油温を制御しているパーツ。
工賃入れて約4万円。
これは原因として、走行中にAT
の油温が上がりすぎて、車に元々
付いているセンサーが働き、制御
してしまう為にこういう状況になっ
これを交換してダメなら、もうひと
つ”プレッシャーソレノイトバルブ”
というのを代えてみるのが最後の
手段。
これは交換工賃含め約7万円。
この2つを代えてダメならば、AT
本体を交換しなければならない
のですが、当社では本体交換
の経験はありません。
二つの内、ハイドロリックは扱い
方によってという事でまだ理解
できるのですが、後のATの件は
不具合というにはちょっと納得が
いきません。
世間一般的に、プジョーの低年式
の個体が壊れるというイメージを
拭う為にも、メーカーとしてなにか
改善策、救済策があってもいいと
思うのですが・・・。
プジョーのお約束故障の話でした