ちょっとだけ落ち着いてきましたが、相変わらず
F-1界では”ルイス・ハミルトン批判”が続いて
いるようで、最新号の”F1速報 イギリスGP号”
の中でも、P30に”アグレッシブとデンジャラス
の線引き”というタイトルで関係者達の意見が
2ページに渡り、載っております。
3度のワールドチャンプ、ニキ・ラウダの発言。
”彼はあのドライビングで誰かを殺すかも
しれない”という訳の解らない事を言ったもの
だから、ここまでの大きな話題になってしまっ
ています。
1976年のニュルブルリンクの大クラッシュの後
で、臨終の秘跡を受けているので、あのような
コメントをする資格があるような気もする。
しかし、ラウダが戦っていた死と隣り合わせの
マシンの頃と、今の時代のマシンは大きく違うの
です。
ハミルトンがアグレッシブなのは今日に始まった
事ではない。
F1に来る前から、攻撃的なドライビングを持ち味
とし、それによって成功も手にしてきました。
時代は変わっても、マシンを限界で走らせるという
本質は変わらないと思いますし、並のドライバーと
違い、彼はマシンがどんな状態でも勝ちに行く。
そもそもモータースポーツは危険なもの。
その”限界に挑戦する”という事自体を非難するの
であれば、それはこのF1自体を否定する事だとも
思います。
私はとにかく彼に”魅せられている”一人です。
何度も言いますが、今のF1界で1番のファイターで
ある彼のスーパードライビングを封印させるような
圧力はF1界にとっても、とても残念な事。
少々ラフな接近戦も、ギリギリのところで勝負してい
る証。
これ以上、F1をつまらなくしないでくれる事を願います。