90年代に黄金期を迎えていた名門、
ウィリアムズチーム。
”ウィリアムズルノー復活”というニュース
が大きく報道されてます。
ルノーエンジンと別れた1998y以降は、
BMWやコスワースといったエンジンで、
どうにもこうにも今となってはボロボロの
状態に・・。
今回の来期から、ルノーエンジンをまた
積む事になったというのは、F1ファンから
すると、とても良い響きに聞こえます。
現在はコスワースエンジンを使用している
ウィリアムズだが、ルノーと長期的なシャーシ
エンジンの提携に合意したとのこと。
チーム代表のフランク ウィリアムズ氏は、
チームファクトリーで行なわれた記者会見で
「ルノーとの過去の関係はウィリアムズの
歴史の中で最も成功を収めたもののひとつ
だが、我々は過去にこだわるつもりはない。
将来を見据えて、コース上の名声を立て直し
続けなければならない。
今日の発表がその力になることを
願っている」と力強く語った。
さすがのフランク代表、よく解ってます。
元々黄金期のマシンは、”空力の鬼才”と呼ば
れる天才”ニューウェイ作”のマシンであり、
今のマクラーレン、そしてレッドブルの強さも、
この天才デザイナーのマシンがあるからこそ。
”エイドリアンニューウェイ”は、1991y~1996y
までウィリアムズ、翌年1997y~2005yまで
マクラーレン、そして2006yから今に至る
レッドブルと、ほんとに強く、誰が乗っても速い
マシンを造った、天才デザイナーであります。
なので、エンジンだけを変えたからといって、
良くなるはず訳が無いと思います。
根本的に、マシンとのマッチングやトータルバランス
が決まらなければ、レッドブル、マクラーレンには
到底及ばないでしょう。
ロリー・バーン、ジョン・バーナード等、有名な
デザイナーは数人いますが、ニューウェイの作品
は昔から”速いマシンは=美しい”という言葉が
ピッタリといった感を受けます。
そして今となっては、彼だけ抜きに出ているようにも
思えます。
ウィリアムズ、来期は”名門復活なるか?”と、
とても勝手な報道ですが、そんなの無理な話。。
名が大き過ぎて現在のデザイナーが気の毒に
なる位の真価が問われちゃいますね。