どうか、無事でいてください | まじょりてぃ~ハンドメイドのお店~

3月11日…

3時少し前。


私は、上の息子の

“二分の一成人式”に出席の為、小学校にいました。

会は終わり、解散になったものの、5時限目で下の息子が終わるので、廊下で待っていました。


廊下を行き来する子供たち。

時折会話し、ニコニコと応対しながら、下の息子のクラスの帰りの会がまだ終わらないのかな??

と、待ちくたびれながら携帯に視線を落とし、時間を確認していました。


すると・・・


??


あれ?

なんだろう??

ユラユラする。


体がゆらんゆらんと静かに揺れています。

奇妙な感覚に、

(また、メニエールが復活したかな??)

と、単純に考えていました。


でも…

にわかに周りの人々が、違和感に気付き始め、校内アナウンスが流れたと共に、子供たちがキャーキャーと言いながら、机の下に避難しました。


「ユッキーのお母さん!!」


私を呼ぶ子供たち。


四年生クラスは、“二分の一成人式”の後片付けの為に、大多数の子たちが、別の教室に移動し、四年生クラスに残っていた子たちは、五名ほどでした。


隣の三年生クラスの先生が、その子たちの様子を見ながら、自分のクラスの子たちの気持ちを落ち着かせるために、お話をしているのが聞こえます。


「大丈夫だよ!」

私は、私を呼ぶ子供たちの声に、ただ、そう返事をすることしかできませんでした。


数分後…

地震の揺れは収まり、校内放送も流れました。


「もう、動いていいよね」

と言う子供たちに、放送も流れたし、いいはずじゃないかと言葉をかけ、ゆっくり教室に行くように促しました。



その後、私は帰りの会の終わった下の息子と一緒に帰り、店でほっとしていましたら、主人から電話がありました。

その主人の電話で初めて、宮城が大変なことになっているのを聞き、慌てて、宮城に住む友人にメールをしました。


三時半のことです。


およそ一時間後…

「とりあえず大丈夫」

そうメールをもらい安堵。


けれど、自宅に帰りテレビを付けた途端、その些細な安堵が吹き飛ぶ光景に息を呑みました。


「え??」


ナンダ、コレ・・・


波が、生き物のように建物や車を呑みこみ、吐き砕く。

粉々になった何とは分からない残骸が、砂浜のように広がって行く。


どのチャンネルに変えても、同じような光景ばかりで、何でこんなことになったのか、分かり切ったことであるにも拘らず、理解するまで時間がかかりました。


(大丈夫じゃないやん!)


でも、こんな状況だから、携帯のバッテリーは大切な人への連絡の為にとっておいて貰った方がいいと思い、連絡をするのはこらえました。


5時過ぎ…

彼女から再び、橋渡しをして欲しいとメールが入り、喜んで買って出ました。

それから2度、メールのやり取りをし、今は連絡を取っていません。


「とりあえず大丈夫」

とりあえずでも、生きていてくれてよかった。

生きているあなたと、メールででも、会話を交わせてよかった。



それは、私が自分自身の為に出した自己満足なんだとは思います。

映像を見るにつけ、決していいことなどないと思います。


そんな中、お店のブログを書くのにも、とても躊躇しました。


けれど

お預かりしています作家様の商品の紹介をするのは私の、お店の仕事。


怠るわけにはいきません。


とてもとても、心苦しい気持ちはありますが、少しでも皆様の灯し火になればと言う気持ちを込めアップさせて頂こうと思います。



どうかどうか…

ご無事で。


どうか…。