お越しくださりありがとうございます。

本屋さんに平積みになっていたのを見かけて気になり
図書館でみつけたので借りました。


『ロボット・イン・ザ・ガーデン』
『ロボット・イン・ザ・ハウス』
デボラ・インストール

イン・ザ・ガーデンが1作目。
タイトルの通り、
朝起きたら、庭に見知らぬロボット
…しかも、オンボロの…
がいたところからが始まり。

自分家の庭にロボットがいるのをみつけたベンは
30代半ば、無職。
ボンボンだからか、ちょっと天然。
(ボンボンって全国共通かな?
妻のエイミーは
弁護士でバリバリやってる才色兼備。

どうやら、このロボットは
タングという名前で、男の子らしい
ということはわかりましたが
どこから、なんのために庭にやってきたのか?
はわからない。

スマートで働き者のロボットが活躍してるこの時代に(そういう設定)
こんなオンボロのロボットをどうするつもり??
というエイミーと、
なにかわからないけど
このロボットには特別感があるように思うベン。

タングが現れたことをきっかけに
夫婦の間に決定的な溝が生まれます。

そして、
タングの部品が壊れていることに気づいたベン自身も
それを修理するために、重い腰を上げねばならない事態に…。

壊れかけたロボットを連れ、
住んでいるイギリスを飛び出して
アメリカへ渡り、大陸を横断し、
東京へ。
そこから、常夏の島へ。

1人と1台の珍道中。
行く先でさまざまなトラブルと出会いがあり
ベンの経験値もあがっていきます。

タングをきちんと直せるのか。
ベンはちゃんと帰ってこられるのか。
エイミーとの溝は埋まるのか。

いろんな気になることが入ってますが
1つずつ、丁寧に書かれているので
混乱せずに読めます。

最初はベンにも、タングにも
「もぉ〜!!!」
「しっかりしてよー!!」
て思いながら読んでいたのですが(笑)

少しずつ、変わっていく様子に
なんだかオカンな気分になってきて。
こう、子どもの成長を見守る感じ?
に近いのかしらウインク

最後は、
ベンが男性としてすごくかっこよくなってる!

で、
終わる1作目からの
イン・ザ・ハウス
では「新しい家族の形」が描かれています。
こちらは1作目に比べて、
ハラハラドキドキ度が高めです。

この2作品、私はなにが好きかって
「タングの素直さ」なんです。

ロボットなのに?いうこと聞かないし
ヤキモチやくし(笑)
嫌なことは本気で嫌がって
うれしいときは、それを思い切り表現する。
その様子が愛おしくて…。

便利な道具を出して助けてくれるどころか、
あーだ、こーだと手間をかけさせるロボットだけど
いつしか大事な存在になってるタング。

それを、見守るベンを中心とする登場人物に
あったかあったかな気持ちになります。

カップスープを飲むような手軽さで読めて、
しっかりあたためてくれる作品です。
冷えてくる夜長にオススメ。

3作目もあるようなので
近いうちに読もうと思います!