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この夏のクールでドラマにもなってますね。
ドラマは見てないんですが
(見てないんかーいっ笑い泣き
原作があると知り、読んでみました。
 
 
『ルパンの娘』  横関大
 
ドラマをご覧になっている方は
ご存知だと思いますが、
泥棒一家の娘・三雲華と
警官一家の息子・桜庭和馬。
結婚を考えている恋人同士
という設定でお話は始まります。
 
※ドラマとは設定やストーリーが
違ってるのかもしれませんが
ネタバレの危険性もございますので
以下、ご注意くださいませ。
 
 
 
両極にある異業種の二人。
そんな二人の恋愛模様が軸ではありますが、
推理小説としても同時進行。
 
和馬くんが両親に、
結婚相手として華ちゃんを紹介するため実家に連れて行った夜。
伝説のスリと呼ばれる三雲巌(華ちゃんのおじいちゃん)
が何者かに殺害されてしまいます。
しかし、それは他人になりすました巌。
 
おじいちゃんであるはずの人が
知らない名前で殺人事件の被害者として
捜査を開始されてしまいます。
その担当刑事は自分の恋人。
 
その捜査と
華ちゃんと和馬くんの結婚話が同時に
進んでいきます。
 
華ちゃんは泥棒一族であることは
口が裂けても言えない。
普段は図書館司書として勤務してはいるけど
幼い頃から鍛えられた泥棒としてのセンスで
うっかりしてると、人混みでよその人のお財布を手にしていたりします(笑)
 
刑事、鑑識、元警察犬トレーナーなど
優秀な警察官が揃う桜庭ファミリーに
泥棒であることを見抜かれてはいけない。
 
かたや、和馬くんは
捜査していく中で、
華ちゃんが「Lの一族」と呼ばれる
都市伝説的泥棒一族の一員であること、
華ちゃんの両親が、迷宮入りした窃盗事件の犯人である証拠を掴んでしまい、
恋人としての気持ちと刑事としての覚悟の間で悩みます。
 
華ちゃんと和馬くん
この2人が一緒に歩んでいける未来はあるの??
おじいちゃんが他人になりすました理由は??
どうして、誰が、おじいちゃんを…??
 
それの疑問の発端は
華ちゃん和馬くんが生まれる
はるか前からの意外な繋がりを知ることから
少しずつほどけていきます。
 
そんなお話を展開していく
三雲家のみなさんも
桜庭家のみなさんも、個性豊か!
クセが強い!!←ノブ風
 
両家が顔合わせのための集まる食事会のシーンも
ヒヤヒヤしました(笑)
どちらの両親もなかなかの強者なので
真剣勝負のやりとりなんですよねニヒヒ
両親もなかなかのものですが
おじいちゃん、おばあちやん、
華ちゃんのお兄ちゃんと和馬くんの妹ちゃんが
いい感じでからんでくるんです。
 
三雲一家が別々に暮らすことになったとき
華ちゃんのお兄ちゃんが
「何かあったらすぐに助けに行くから」
って華ちゃんに声をかけるんです。
 
口数はめちゃくちゃ少ないけど
華ちゃんのことをすごく大事に思ってるんだな
と思うこのシーンがすごく好き。
いつもジャージで(しかもこの時「ケビン」だし)、
引きこもってるお兄ちゃんですが
終盤、華ちゃんのために活躍!!
その時に、このセリフが思い出されて…ジーン…。
 
黙ってさえいればすっごい美人の
和馬くんの妹の香ちゃんも
鍛えるのが大好きな男勝りな性格で、一本気。
華ちゃんの味方になるって決めてからの貫き方がかっこいい!
披露宴会場を一喝するシーンもかっこよかったです。
 
もちろん、最後には
犯人もわかるんですけど…
正直、
えっ?その人??ちょっと繋げ方が強引じゃないっすか?!
というのが私の感想。
一件落着するから、いいんですが
もうちょっと深みがほしかったー。
 
でもね、逆に言うと
ほんとにサラッと読めるので
推理小説を読んだ事のない方にもおすすめできるかな
と思います。
通勤電車の中でも読める軽いタッチの。
 
この作品、最後の最後まで楽しめます。
かの名作「スティング」ほどではないにしろ
えー!!そうやったん?!
ってラストにニヤニヤしてしまう作品でした。
 
 
続編で「ルパンの帰還」というのがあると知り
そちらも読んでみる予定ですウインク