お越しくださりありがとうございます。

 

いつものごとく、

新聞の書評欄を見て図書館に予約した本。

順番が回って来たので借りてきました。

 

『どんまい』 重松清

 

 

表紙の絵、なんとなく野球のユニフォームっぽい?

 

そうなんです。

このお話は草野球チームに所属する人々のお話。

 

草野球と言っても、

男性ばかりじゃありません。

女の子もいるし、妙齢の女性(おばさんっていうと怒ります(笑) もいます。

 

バツイチになったその日に、

住んでいる団地の掲示板にあった

「メンバー募集」

の張り紙を見た洋子さんが

年だから…とか

女だから…とか

っていうモヤモヤを吹っ飛ばして、

思い切って応募の電話を掛けるところから始まります。

 

何でもありの草野球チーム。

チームメイトもさまざま。

成り行きで加入することになった洋子さんの娘の香織ちゃん、

甲子園経験者の男の子、

地元のボンボン若社長、

父親の介護で週末は実家に飛ぶキャプテン、

人嫌いの中学生男子、

いつだってカレーしか食べない元ヤン、

謎多きカントク…。

 

洋子さんと香織ちゃんの生活がお話の軸になっていて

2人の会話が絶妙なんですよね。

バツイチになって、就職活動を始めたけれど

なかなかうまくいかない洋子さん。

苗字が変わって、お母さんにもお父さんにも気を遣う香織ちゃん。

2人が、ぶつかり合ったり、支えあったり。

 

重松さん、

なんでこんなに複雑に絡み合ってて、自分でもわからなくなってしまう女心がわかるんですか???

と聞きたくなるような、

あまりにもドンピシャすぎて痛いくらいの会話。

 

洋子さんや香織さんだけでなく

チームメイト、みんながそれぞれに考えることがあり、

それでも、野球やってる時だけは、

ちょっと、ほっとできる。

 

勝った負けたは、二の次。

楽しく、気持ちよく試合することが一番大事!

 

拗ねたり、こじらせてる人は出てくるけど

裏をかいたり、誰かを陥れたりする人は出てこない。

重松さんが描く人たちは

「勝ち組」と言われる人たちじゃないけど、

まっすぐで、あったかい人たちばかり。

 

現実には、そんな人たちばかりじゃないかもしれないけど

そんな人もたくさんいると思える。

お話なんだから、いいんです。

最後はあったかい気持ちで本を閉じたいもん!

 

どんまい!

っていえば何とかなるような気がする

元気の出る一冊。

 

これから、春に向けて

新しい世界を考えて、少し緊張してしまったら

読んでみてください。

 

 

 

実は高校時代、

野球部のマネージャーだった私がお話します!

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