お越しくださりありがとうございます。

 

まもなく、学校や幼稚園など

子供たちの夏休みが始まりますね~

めんどくs…いえいえ、楽しみですよ(笑)

夏旅行に行かれる方も多い時期になりますね。

 

スーツケースをもっていくような旅は

しばらくしていませんが

していないから余計に?!

タイトルに魅かれて、読みました。

 

『スーツケースの半分は』 近藤史恵

 

 

 

近藤さんの他の作品も何冊か読んだことあるのですが

どれも当たり!と思える作品だったので、今回も

タイトル借りでも大丈夫だろう!

と安心して、読み始めました。

 

表紙にもあるような「青いスーツケース」が

あちこちに旅します。

スーツケースと旅する人たちが

次の作品へつながっていく…短編9作からなる1冊です。

 

中心となるのは、女友達4人組です。

その4人がそれぞれ思う場所へ旅に出るのですが

この中に出てくるのは

夢のような、幸せな旅ばかりではありません。

 

旅立つ前に、

旅の途中に、

旅を思い出して、

その先で、

旅人はいろいろな気持ちを思い出したり

受け入れたり

乗り越えようとしたりしていきます。

 

旅人が抱えている気持ち・抱え方が

すごくリアルに描かれています。

誰が読んでも

うんうん、わかる気がするー!

って旅人が一人はいるのではないか…

と思います。

 

だから

その旅人と一緒に旅して

気持ちを解放していけるような、そんな気分になります。

 

出てくる国もさまざま。

ずっと行ってみたかったところへ行く、

リッチなホテルに滞在する、

バックパックを背負って現地を歩く

半分は仕事の用事で…と

旅のスタイルも様々。

その土地の描写もあって、ちょっぴり旅気分も味わえます。

 

主役級の青いスーツケースが

どうやってどんなふうにやってきたのかも

最後に明かされます。

 

私も

海外へバックパックで旅に出たことがあるし

そこそこ立派なホテルに泊まる旅も経験があります。

どちらのほうがいい

ってことはなくて

どちらでも、自分が感じるものがあればそれでいい

って思います。

 

遠くても、近くても

長期でも、1泊でも、

旅は非日常を感じられる素晴らしい経験。

 

ネットや本の中だけではなくて

実際に足を運ぶことも大事だと思うから

行けるときには、あちこちに旅してみたいなと思います。

 

スーツケースを持っていくような旅も、また、いつか♪