お越しくださりありがとうございます。

 

最近、雑誌で立て続けに目にして

観に行きたくなった映画を観てきました。

 

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『殿、利息でござる!』

今日はレディースデイでござる!

 

江戸時代、

千両(今のお金で3億円)を殿に貸し付けて

その利息をいただいて、村の負担を軽くできんかな?

え?マジで?できるかな?

でもそれしかねぇべ。

よし、じゃあ、やっちゃおう!!

と、村人たちが奔走するお話しです。

(あらすじ端折りすぎ!)

 

自分たちの村(宿場町)は閑古鳥が鳴いてて

なのに、お上からの言いつけで、かなりの負担を強いられてる

その負担に耐え切れず、夜逃げする人も増えて

村はどんどん人が少なくなり

少なくなっても負担は減るわけではなく

残った村人には、さらに重い負担になり…

 

という悪循環を断ち切るにはどうしたらいいのか?

と主人公が悩んでいるところに

京から出戻ってきた村の知恵者が何気に言った

「殿にお金を貸して、利息を取り

その利息で村の負担を賄えばいい」

それを真に受けて、

実行に移し始めます。


そもそも、そんな大それた計画に

乗ってくれる人がいるのか?

でも、みんな村を何とかしたい気持ちは同じで

自分の家財をなげうってでも…という人

名誉がほしくて、下心がありながらも協力する人…

お金を出したくても出せない村人は

頭を使って、お金持ってそうな人を説得したり。

みんな、村のために一生懸命なんです。

 

お金を集める段階でもいろんなことが起こります。

計画が上がってから、

お上に訴え出るまで、数年かかります。

訴えてからも、すんなりとはいかず…

 

主人公とその弟との確執

主人公が父親に抱いていた疑問や許しがたい気持ち

こじれていると思われていたその裏には

想像もつかない理由がありました。

 

前半は吹き出したり笑ったりする場面も多いのですが

後半は、目頭が熱くなるようなシーンが多くて。

 

一番最初に出てきたシーンが

一番最後にも出てくるのですが

主人公の父親の笑顔が、すっごくあったかい。

最後の最後に泣いてしまったー(´;д;`)ヤダ

(私の単純さと妄想力の豊かさが流させた涙です

 

お金って本当に回ってる!

お金は回ってるのだから、自分のとこで止めようと思わないこと。

気持ちよく送り出すこと。

お金は出すのが先。

お金の本を読むと必ず書いてあることですよね。

江戸時代からそうだったんだー。

 

このお話、実話なんですって。

本当にミラクルなお話なんです。

それに、

この映画に悪い人は出てきません!

(お城の出納係は血も涙もなさそうな奴なんだけど)

 

終わった後に、ほっとするいい作品。

(びっくりするゲスト出演もあります)

おすすめでござるよ。