お越しくださりありがとうございます。


食べることも大好きなんですが
本を読むことも大好きです!
本以外も新聞やら雑誌やらフリーぺーパーやら
活字だったら何でも好き。

いくらなんでも、ご飯より好きになることはないやろー?
と思っていましたが
最近はご飯抜いても本が読みたいかも…
になってきました。
年の功??

先日は1日読書デイで幸せでした~♪

読んだのはこちら



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『鴨川食堂』
『鴨川食堂おかわり』 柏井壽

最近、ドラマ化もされていたから
読まれている方も多いかもしれませんね。

京都の路地にある食堂。
父娘がやっているこの食堂に行けば
思い出の食を探してもらえるんです。

どこかで食べたメニューでも
おうちで食べたメニューでも
昔のことでも
ちょっと前のことでも
自分が食べるんでなく
誰かに食べさせたいでも

こんな風な、あんな味の、こういうメニューだった

っていう思い出さえあれば。

まず、鴨川食堂にたどり着いたら
「おなかの具合はどないですか?」
って聞いてくれるんです。

おなか減ってますか?
食べられないものはありませんか?
って。

そこで出されるのは、父である店主・鴨川流さんのお任せ。
これがまたおいしそうな描写で…

たいてい小鉢が盛りだくさん!
季節のもの、旬のものを料理して
焼き物(食器)に関して無知に等しい私でも
「素敵なんやろなぁ♪」
とイメージできる器に入ってる様子。

おなか一杯に流さんのご飯を頂いてから
娘・鴨川こいしさんに探してほしいものを相談します。

こいしさんが聞いて、それを流さんが探して
2週間後に再現してくれる。
このパターンのお話が5編から6編入っています。

同じパターンですが
相談者の思いでも様々なので
メニューもさまざま。

そのメニューを食べた時でとまっていた何かが動き出したり
同じメニューを「今」また食べたことによって
前に進み始めたりします。

再現メニューを食べてもらって
相談者さんの背中をそっと押した後の
流さんとこいしちゃんの会話も暖かくてほっこりします。


この本もそうですが
私、食いしん坊なので、おいしいものが出てくるお話が特に好きなんですよね(´∀`)

食べることで幸せになっていくお話を読むと
食べるものって、おなかを満たすだけじゃなくて
心も満たすことでもあるんやなぁ
と改めて感じますね。

この鴨川食堂シリーズは
おかわりの次の3作目も出ています。
(実は、3作目を最初に読みました)
どこから読んでもおいしい作品ですよ。

紹介してくれたIさんに感謝。
ごちそうさまでした!