四十を越した頃から定期検診で再検査と言われることが増えましたが、入院経験は中学時代の盲腸のときだけでした。
ところが今年、2度目の入院を経験。うつ病を抱えつつ、クリニックで診察を受けながらお薬飲んで頑張ってましたが、1月某日、とうとう心身ともに「しんどいメーター」の針が振り切れました。そして任意入院することになりました。
今回の入院は、「静養できれば『通院+自宅療養』でも大丈夫そうだけど、自宅では仕事や家庭のストレスにさらされ続けるかもしれない。だから病室でいろんなしがらみをいったん切り離して心と身体をしっかりと休ませてみませんか」等の意見を医師から受け、私が決定しました。だから「任意」入院。
けさのお散歩写真(今は退院しています)
私の場合、仕事に関わることを考えようとすると、とにかく身体が反応して辛くなります(心の病気と言っても、身体も苦しくなるのです)。
一方で、心の状態がやや回復すると、他の行動は可能でした。医師から無理のない範囲で趣味を楽しむのも良いことだと言われていたので、カメラを持って散歩していました。セラピーみたいですね。
さらに少し慣れた頃から、会員になっているジムまで歩いて行き(幸い病院の近所にありました)、トレッドミルで軽く汗をかいたりもしていました。脂肪肝の改善のために減量するよう、かかりつけの内科で言われていましたので。
でも、やりすぎて翌日メンタル不調になることもありました。何事も無理は禁物。
雨の日でも笑顔をくれる何かが案外身近にあります
任意入院でも病院ごとに病棟・病室の様子や設備、外出の可否、病室への持ち込みが制限される物など、差がありますから、必ずここに書いた条件で入院できるとは限りません。任意入院を提案された後、状況が許すようであれば、自分に合った入院環境が他にあるか家族に調べてもらうのも良いかもしれません。
なお、入院環境などより、一刻も早く入院して静養することが優先の場合は、医師等に素直に従うことをお勧めします。私の経験上、入院を検討するほどの症状を抱えた患者に対し、真剣に対応しない医師はそんなにいません。性格の合う合わないはあるでしょうけど、まずは目の前の医師からしっかり話を聞きましょう。
その上で納得できないことや疑問点は質問しても大丈夫です。今の医療は患者の納得を重要視するので、治療に逆効果なことでなければ、医師も患者の言葉や気もちを尊重してくれます。
暖かな陽の光は心をほぐしてくれます
ビタミンDの生成も助けてくれますしね
まとめ。仕事に出るのが苦しくて仕方がない時は、まず休むことが自分の最優先事項だと考えましょう。入院もそのための選択肢の1つです。あなたが静養・治療をして心身ともに健康になることが家族や友人の喜びとなります。そして職場にとっても一番の貢献になると思いますよ。
入院中は綺麗に咲く山茶花もまだありました
間もなくさくらの季節がやってきます