8月1日新しい日が始まる
そんな気がして
友人と阿久遺跡へ行った
なぜ？新しい日？
占星術？方位学？と
聞かれても分からないけれど
山田征さんと阿久へ
行くなら、この日しかない
そう思ったの
征さんは友人で
思えば30年以上も
どこかで繋がっていた方
2人で抱き合いながら
阿久の路を歩いた
暑かったのでトボトボ
不思議に守られている感、
次第に暑さは遠のき
空間の優しさに馴染んだ
全ての霊よ
縄文の想いよ
梢を渡る風を通して
あの時代の方々と
つないでおくれ
「ふるさと」を歌いながら
彼らの息吹を感じ
彼らを抱き、また抱かれた
ここはね
たくさんのひとと
くるところじゃなく
きょうみはんぶんで
くるところでは
ないよ…と征さんは
消え入りそうな
小さな声でそう言った
私はその確たる声を
聞きながら
大いなる赦しを感じた
8月1日
ここから私たちは全てを
赦す時が来たのかしらと
心の深くで思った。