今までの私(2)
「生まれいいの?」
これはヒプノセラピーを受けたときに感じた、私の胎児のときの記憶です。
今はそのときの母の不安も理解できますが・・・
いいえ、未だに「生まれていいの?生まれてきてごめんない。」というバーストラウマがあり、なにかと出てきては少し消化してという感じで、ゆっくりマイペースに向き合っています。
小学3~4年生の頃だと思いますが、1度両親が別居しました。
その時期で覚えていることは、父と2人で歩いていて私が父に「みんなで一緒に暮らしたい」と言ったことです。
どこか冷静に「ここで『一緒に暮らしたい』と言って泣こう、それが私の役目だ。」と思っていたことを記憶しています。本心から言った、という記憶がないのです。
それから両親は仲直りしましたが、やはりすれ違いは続き、去年の4月に熟年離婚しました。
それまで両親はよく頑張ったと思います。辛く悲しいことも逃げ出したいことも、たくさんあったと思いますが、それまで顔を合わせ少なくとも言葉を交わし、別の部屋で食事していても母は同じ料理を出していたのですから。
今は私も父に手紙を出せるようになりました。
「父親が嫌い」と言うのは母からの刷り込みで、本当は「お父さん大好き」だと気づいたからです。
それまでのプロセスも、時には辛く長い道のりでしたが、ようやくここまで来ました。
近い将来、孫がいる喜びを父に味合わせてあげたいです。