幼虫ちゃんと魔女  | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

これは興味のない人には面白くもないお話

 

昨夕、テラスの端っこで《スーリヤ》が何かを見詰めているのが魔女のデスクから見えた

何だか嫌な感がして、テラスに出て見てみると

床には行方不明になっていた(蜜柑の木から消え)わんぱく顔の《幼虫ちゃん》がいて

 

この2日間ずっと捜していたのが、こんなところに!

 

それは、蜜柑の木をぶっていた《スーリヤ》が落としたのだか、自分で落ちたのだかは定かでないけれど

魔女は慌てて《幼虫ちゃん》を抱え、蜜柑の木に戻す

 

葉の茂ったところが良いと思い、そこを掴ませたのだが

懸命に這い上って、這い上って

てっぺんまで行ってまた降りて来たりを繰り返し、右往左往している

 

ここは気に入らないのか・・

 

そうか

2日も食べていないのだからお腹が空いているだ!

 

それで柔らかい葉っぱのある枝に移動させる

しかし、そこもまた登っては降りを繰り返し、葉っぱは食べず

終いには私の手の上に落っこちてしまった

 

 

弱ってる・・

どうすればいいんだ

 

焦った魔女は何でか砂糖水を作って口元に持って行ったり

蜂蜜を水で薄めて飲ませたり

もう必死だ

 

そうして、また違う枝を這わせるも

てっぺんまで行って、今度は上半身を葉っぱから放し、剃るようにして

 

どおこ~~~!  って感じで・・

 

何が?  と聞き返す魔女

 

 

しかし、ずっとそうやっているので心配になり

手を差し伸べると懸命に手に這い乗って来る

 

そうしてまた違う枝に乗せる・・

 

そこでもでもまたてっぺんまで行って上半身を空に剃らせて振り回し

 

やだ~~!! やだ~~!  ・・みたいなことを言ってる

 

 

身体を振り回し、落っこちそうなので手を差し出すとそこに縋って来る

 

なんだか1,2歳児を相手にしているみたいだ

だけどこの1,2歳児は弱ってる

 

1,2歳児が弱るってとんでもないことじゃない!!

 

私の手から離れようとしない《幼虫ちゃん》に

 

「しっかりして!」 と励ます魔女

 

「あなたは ここでは(魔女の手) いきていけないのよ!」 と焦る魔女

 

そうして何度目かの枝

懸命に這い上る

そうして枝の先まで行ってそこで止まり

 

・・・ 無言

 

だけど、なんだか懸命に口を動かしていて

 

ここ・・  って言ってるみたい

 

 

この間約1時間

もう・・ 神経がどうかなりそうだったわ

 

気になるからそのまま30分ほど見ていたら

糸で体を木に固定し始めた

 

蛹になりたかったんだ・・

 

 

 

わんぱく顔の《幼虫さん》

 

 

頑張ったね

 

 

どうか無事に羽化してください

 

 

 

あぁ・・ 間に合ってよかった

 

 

だけど、私は疲れた

 

 

 

そして本日は雨

のらさんご飯をどうしようかと考え

 

雨だと無理なけもの道は天候の様子をみることにして、公園を先に行くことにした

公園は1ヶ所だけ屋根があるし

なによりも赤ちゃん持ちの《ぐれこ》にご飯を食べさせなければならない

 

しかし、公園組のご飯が終わっても《ぐれこ》は現れず

《ふぐり》や《じおん》を抱きながら、どうしようと思っていたら

《ぐれこ》が来る時間にはまだ早かったことに気づき

いつも《ぐれこ》がやって来る10時30分まで待つことにする

 

10時半、《ぐれこ》が公園奥の竹藪から駆けて来る

《ぐれこ》は大きめの缶詰1缶、パウチ2個、産後だからエナジーちゅ~る3本を食べて子どもの元へ帰って行った

 

雨脚が弱くなってきた

急いで家に戻ってけもの道軍団のお弁当を作り、家を出る

 

何時もは8時のけもの道軍団ご飯

この時もう11時半を過ぎており、彼らが待っているかどうか心配だったが

私の足音を聴くや、全員が駆け寄ってきた

 

お腹が空いたね

たくさん食べてね

 

 

帰宅したら何だか疲れてしまって

《もりだくさん》にお昼を食べさせた後

ふたりで寝ちゃった

 

今日は夜も仕事

頑張らないと

 

 

厳選なる選考の結果が届いて

来年の市営ギャラリーでの展覧会が優先でまたこのアトリエに決まった

 

しかし、絵を描く暇がまったくない

どうしよう・・