当市では以前から地域猫活動として登録地域を募集している
而してそれがのらさんたちにとって確固としたメリットがあるのかというと定かでなく
さらに、登録には構成員の氏名、住所、連絡先を記した名簿
町内会長の署名が必要で
魔女としてはそこのところがネックにになっていて
私、人様に署名とか頼めない
とにかく頼みごとが非常に苦手なのであります
人様の個人情報を受け取るのも嫌
だけど、けもの道のご飯やりに業者との間に確執が出来ていて
それならばけもの道軍団を地域猫として登録すれば少しでも彼らの権利を主張できるのではないか、と考え、登録を決めた
登録には活動組織として３名以上の構成員が必要で名簿を作らねばならない
それで私は、頼みやすいようこさん、ゆみこさん、そして公園の手伝いさんと魔女の４名でよかろうと考え、気持ちよく署名をしていただいた
手伝いさんに署名を貰うのに書類を持って公園行く途中、お庭にいらしたあんずママと話していて
このことを知ったあんずママがすぐに署名をしてくださり、それを預かり、さらに本家の奥様からも署名も貰ってくれた
しげみママにもお願いしようとしたのだけど、この時はお留守だった
活動登録申請書や活動実施計画書等に加え
猫さんたちひとりひとりの写真に、彼らの給餌場、清掃すべきトイレの位置などを記した地図などがあり
名簿とは別に町内会長の署名を貰わなければならない
しかしそれがダメで、 しかし、ダメとか言ってられない
他の必要書類は全部そろったのに、それだけがもらえてなくて
どうしても人に署名とか頼めない自分がいて
どうしよう・・ と思い悩む日々
副会長さんならしげみママの旦那様だし、すごく良い方だし、猫好きでいらっしゃるし
常日頃よりのらさんたちに対しても十分理解、協力をいただいているので是非お願いしたいところだったが・・
役所は会長でなければだめだという
ちっ！
そんな中、けもの道近くに昔からの知り合いがいて
彼女は魔女が地域猫登録をしようとしていることを知っていて
立ち話の中で、町内会長さんの署名がいるんだけど、町内会長さんってどんな人？ と訊ねてみた
すると彼女は
そんなことなら言ってよ！ 私、会長とは同級生だから一緒に行くわ
と言ってくれ、会長の都合と私の都合を聞いて日時を決め、一緒にその場所に向かった
私が町内会長に趣旨を説明し、彼女も私について語る
意外とすんなり署名をいただく
これですべての書類が整ったので区役所の地域衛生課に持ち込む
私の活動を熟知している課では、さらに公園猫たちも登録しては、と言う
公園猫たちは特に登録しなくてもトラブルもなく恙無くくらしているのだが・・ 勧めに従うことにした
それより魔女にとって問題なのは
役所が言うところの構成員が猫さんたちが暮らす町内の人が2人しかいないので町内の構成員をもっと増やして欲しい、と言われたこと
代表の私自身もこの町内会の人間ではなく、ようこさんもゆみこさんも、手伝いさんも同様なのだ
署名もらうとか
頼み事とか
マジで苦手なんだけど
公園近くのむさしママには自ら頼んで快く署名をいただけることになったのだけど
もうそれ以上はどうしても言い出せなくて悶々とする日々を送る魔女
それをどこでどう知ったのか
この地域の方々が次々と署名を申し出て下さる事態に
あっという間に名簿はいっぱいになり、もう書くところがないので終いには謝ってお断りする始末
町内会の副会長であるしげみママの旦那様も早速署名をくださり
その前に趣旨を説明させてください、と言うと
ちゃんと知っていますから、と
ある方は、この町内のことを他の町内の方にお任せして申し訳ないです、と仰る
いやいや、猫に町内はないですから
さて、今度は公園猫全員の写真と、用紙いっぱいの署名を持って再度区役所に向かいましょうか
なにはともあれ、ようございました
けもの道軍団
途中のしげみママやあんずママ宅の庭猫軍団
そして公園軍団
みんなの見守りたいがいっぱいだ！！
けもの道軍団
《ぼっさ》も登録したよ
公園軍団
魔女 「《ふぐり》、とうろくするよ」
ふぐり 「へ？ それ どんな ごはん？！」
公園は今日もみんなご機嫌です！！