《ビキニ》
昨日魔女は朝から夜まで仕事で
今日はリャビングの掃除をしたから疲れてしまったそうです
だから今日も《ビキニ》が日記を言います
これからも言うかもしれないから、私は毎日せっせと言葉を覚えます
今は知らない言葉を覚えることでせいいっぱいです
たくさん言葉を覚えるじょー！
言いたいことあります！
私は昨日すごくほめられました
魔女からも、家族①からも、ほめられました
私の頭は魔女たちにいっぱいなでられました
私がどんな良いことをしたかと言うと
それはゲロです
ゲロしてほめられるのぉ～？！ ってみなしゃま思ってるでしょう
ところが私はゲロしてほめられたんです
昨日ね
身持ち悪くなった、っていうより （《ビキニ》って、身持ち悪いんだ・・）
何かが口の奥に引っ掛かった感じがして、オエッ、ってなりました
私は草食べた時以外はほとんど吐かない猫です
それで一回は我慢したんだけど、すぐに無理！ って思って
吐く！ 吐く！ ってなって
その時一瞬だけど
誰かが吐いた時、と言っても吐くのはだいたい《ちゃちゃ丸》なんだけどね、しかも食べ過ぎで・・
魔女が 「あああー！」 って言って
それから諦めて
吐いたのを片付けて、床とかじゃいす（座椅子）とかを拭いて溜息をついてる姿が頭に浮かんだの
魔女がやってることが短い間に見えたんだ
魔女にめんどうくさいことをさせないようにしなくちゃ・・
それで私、とっしゃにトイレに飛び込んだ
間に合って、私はそこで３回吐きました
３回終わったらすっきりして
私はトイレから出る前にゲロに砂をかけてきちんとまとめました
それでほめられたんです！
魔女は軍団に 「《ビキニ》を見習いなさい！」 とまで言ってました
私はほめられて鼻たっかだっかになりました
今日言いたかったのはそのことだったので、後はどうでもいいんですけど
《じゃじゃ丸》のことを言います
涼しくなってもひんやりベッドから離れないでひとり占めしてる《じゃじゃ丸》
夜もこうして寝てます
おかげで他の軍団はオームレツ寝です
魔女 「オームレツ寝・・ ってなに？」
私 「魔女が見てるテレビのドラマで見たよ」
魔女 「オームレツ寝を？」
私 「うん、家のない人間が箱の中で寝てた みんな箱で寝てた」
魔女 「・・ホームレス」
それが夕べね
《じゃじゃ丸》が水を飲みに行った隙にベッドを奪った《ちゃちゃ丸》
戻って来た《じゃじゃ丸》がスナネコ語で何度も文句を言ったけど
《ちゃちゃ丸》は 「何を言ってるのかわからない」 と言って絶対にどきませんでした
朝になって
じゃじゃ丸 「魔女、ひどいんだじょ！ 《ちゃちゃ》がぼくのベッドをうびゃったの！」
魔女 「あれは《じゃじゃ丸》のじゃなくてみんなのベッドです」
じゃじゃ丸 「ぼくが、ぼくの！ って決めただからぼくのだもん！」
魔女 「決める、ってのはね、みんなで『そうしようねー』って言ってそれで決めるのよ」
じゃじゃ丸 「しょんなのやだもん！」
魔女 「そもそもあなたが３つあるベッドを重ねてひとつにするからこうなるんでしょう！」
じゃじゃ丸 「頑張ったんだじょ！ なのに頑張ったぼくが寝られなかった！」
魔女 「そういうのをね、自業自得、っていうのよ！」
じゃじゃ丸 「じごーじっときゅ って なんだ？」
よっしゃー！
私、また新しい言葉を覚えたよ
じごーじっとく
それは３つのベッドをひとつにまとめる、ってことです
↑
違うーーー！！！
今朝も見飽きた子が来てました
新顔くん 「なんだよ」
私 「見飽きたんだけど・・」
新顔くん 「はあ～！」
新顔くん 「こっちだって めし いがい ぜんぶ みあきてんだよー！！」
私 （なんてふてぶてしいんだ）
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
魔女です
アパートの間借り人が引っ越しの時に置いて行った猫たちです
身勝手な人間のせいで路頭に迷い駆けています
今はこれしか写真がありませんが
近日中に私が避妊、去勢手術をさせていただきますので
どなたか貰っていただけませんでしょうか
すごく可愛い子たち
お父さん
お母さん
子どもたち （生後５ヵ月くらい） 性別未確認
このままこの部屋に置いておくわけにいきません
大家さんには里親さんを募るのでもう少し待ってください、とお願いしているところです
人間と暮らしていた子たちが外に出されても生きる術を知りません
何とか救えないものでしょうか
親は別々でも仕方ないけど
子どもたちだけはふたり一緒にもらっていただければ有難いのですが
どうかお願いいたします