のらねこ日記 ~ 今日のこと ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

外は雨が狂ったように舞い踊っております

天窓に当たる雨粒がうるさく、音楽(ラヴェルのボレロ)も聴こえません 

 

今朝雨の中、生徒であり、友人であるようこさんが遠路来てくれて

ふたりでのらさんご飯に出掛けました

 

 

《けもの道軍団》

 

けもの道ではお腹を空かせた猫捨てオヤジんち周辺組と《さき》が

猫捨てオヤジの家の屋根の雨が当たらない部分にひしめいて待っておりましたが

ご飯をあげる場所がない

食器のご飯に雨が溜まるのでいつもの場所では食べられなくて

上の家の鉄骨が斜面に長く延びている基礎部分で多少の雨を凌いでご飯をあげましたが

《さき》もいるので、《さき》が嫌いな《ビキニママ》は庇の奥から出て来れず、ご飯を食べられなかった

 

遠くに《かーら》がやって来るのが見えたが、姿が見当たらない

雨が酷くて諦めて戻ったようだ

 

空家の《せてぃ》はどこかに避難していて

《おひとりさま》は面倒を見てくれている家のカーポートの下で寛いでいた

 

途中、駐車場に《ぶす》の姿はなく

 

 

 

《公園組》

 

雨が降りしきる公園では長老組が雨の当たりにくいベンチの上に、若者組がベンチの下に固まっていた

 

ここしかいる場所は無いのか・・

これからさらに強風が吹き荒れ、雨脚が酷くなったらみんなどうするんだろう

 

とにかく長老組にご飯を食べさせる

若者組はそれを見守って待つ

 

《もりだくさん》がせっかく食べたご飯を全部吐いてしまった・・

 

年寄り組の後、大人しく待っていた公園組にご飯をあげる

 

それからお決りのお尻トントンを始める

《ふぐり》もやって欲し来たのだけど、《もりだくさん》に 「だめ!」 ってぶたれてしまった

 

 

元気の源、お尻トントン

 

 

よし! どんどん元気になってきたぞ!

 

 

吐いた後、何をあげても顔を叛けていた《もりだくさん》だったが

これで気を取り直し、再びご飯を食べてくれた

 

 

濡れた体を舐める《ふぐり》

 

 

そろそろ行くね

 

 

みんな、なるべく濡れないようにして頑張るんだよ

 

 

《もりだくさん》も何とか雨を避けてくださいね

 

 

悪天候だから、後ろ髪を引かれる思いで公園を後にする

見送るみんなの顔が・・ 目が・・

 

けもの道にはご飯にありつけなかった《ビキニママ》がひとり、庇の奥で悲しい目をして待っていたが

雨も酷くなっていたせいで、そこから出ては来られなかった

 

 

 

《ばんぶぅ》

 

家に戻ってようこさんが買って来てくれた美味しいパンをいただき

その後、ようこさんは駅に向かい

魔女は今日の約束の《ばんぶぅ》のお宅に行く

 

 

 

 

 

 

《ばんぶぅ》はもうすっかり家や家族に慣れ、子供らしく活き活きと暮らしている

 

思うのは《ばんぶぅ》のお母さん、《ぐれこ》が1ヵ月ほど前に産んだ子どもたちのこと

この雨をちゃんと凌げているのか

 

今日、《ぐれこ》は公園にご飯を食べに来なかった

雨と風が強いのもあって小さな子供たちと一緒にいるのだろう

 

子どもたちがちゃんとお母さんにくっ付いておりますように

どうか、どうか、無事でいてくれますように

 

 

 

《ジジ》

 

今日は《ジジ》の命日

一周忌です

 

あれはキツかった

魔女は1年が経った今もまったく立ち直れていません

 

《ぼっさむ》の子どもたちのこと

《ばんぶぅ》のきょうだいのこと

そして《お兄ちゃん》のこと

道路で跳ねられたり轢かれたりする猫の子供たち

 

枯れたの無念を思い

魔女は一生立ち直れないと思います

 

 

こんなに小さな仔猫が・・

 

 

バイクか自転車に撥ねられ、骨盤が粉々になってしまい、脊椎も損傷し下半身不随となり・・

折れた骨盤が邪魔をして排尿も排便も出来なくなり

 

 

一晩を魔女と過ごし

運び込んだ病院で安楽死前に亡くなってしまった《ジジ》

 

あの日のことはあまりに辛すぎて・・

今も《ジジ》を思い出す度に涙が止まらなくなってしまうのです

 

 

泣きながら亡骸を抱き続ける魔女を心配した《じゃじゃ丸》

懸命に《ジジ》を起こそうとしていました