のらねこ日記 ~けもの道・それぞれの言い分~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

今日は午前中冷たい雨が降って、寒いです

 

のらさんご飯

けもの道に差し掛かかろうという時に、向こうから疾走してくる猫が・・

 

その猫は魔女の前まで来ると甚だしくキョドって、その横の壁の出っ張りに飛び乗ってしまいました

 

だれ・・

 

え・・? あ、あなたは・・

 

《カリ》ではありませんか!!

 

 

《カリ》は《カロ》と《ぐれ》の兄弟で、《かーりー》の息子です

けもの道の今は解体されたおばあちゃんちで産まれ、育ちましたが

《さき》が《たろ》と《じろ》を産んだのをきっかけに荒々しくなってしまい、この《かーりー一家》は他の猫たちと共にそこを追い出されてしまいました

 

その後けもの道を逸れたところをうろついていたのだけれど

1年半ほど前に《カリ》が、1年ほど前に《カロ》が姿を消してしまいました

 

《カロ》は大きな邸宅で暮らしていると聞いきましたが、《カリ》についてはどこに行ってしまったのかわからないままになっていて、日々案じておりました

 

1年半ぶりに会った《カリ》は私に向かって駆けては来たものの

久しぶり過ぎて心の整理がつかないようで・・ キョドっておりまして

 

魔女に向かってしきりにびゃーびゃーと言っているものの

長く会わない間に話し方を忘れたらしく、何を言いたいのかさっぱりわからない

 

ただ、毛艶は良いし、決して痩せてもいなかったので安堵しました

 

そんな《カリ》の下では・・

 

カロ 「まあじょおおおお~」

 

魔女 「また だっそうしたの?!」

 

カロ 「だっそうしたー!」

 

 

かろ 「ひさしぶりに おやこがそろったな!」

 

 

母親・かーりー 「あたしは おとこのこを みっつも そだてて やんにゃっちゃったわよ」

 

魔女 「そうよねぇ・・」

 

 

そうしてけもの道に差し掛かると

 

もうひとりの息子、《ぐれ》が待っていました

 

この子だけが去勢手術に出遅れ

つい先日の施術となってしまいました

 

 

ぐれ 「まじょ、ぼくね」

 

魔女 「どうしたの?」

 

ぐれ 「こころが きりきり しなくなった」

 

魔女 「それは よかったね」

 

ぐれ 「うん、なんか よかった」

 

 

そんな《ぐれ》の尻尾は『の』の字

 

 

《かーりー》の姉妹で、先日《ぐれ》と一緒に手術をした《かーら》もやって来ました

 

 

《かーら》、なんだかご機嫌です

 

 

かーら 「まじょ あたしね」

 

魔女 「なあに?」

 

かーら 「なんだか あんしんの きもち してきたんだ」

 

魔女 「それは よかった」

 

かーら 「まじょんの いった とおりだった」

 

魔女 「もう おとこの ねこに おいかけられることも ないからね」

 

かーら 「そうなんだよ だれも よってこなくなって すっきり、のんびりなんだ」

 

魔女 「よかったね」

 

 

《さき》は住処を失ったけど、毎日逞しく生きています

 

 

こちらは《せてぃ》の息子の《せてぃお》

 

魔女 「《せてぃお》も しゅじゅつしたほうがいいよ」

 

せてぃお 「なんだよ じゅじゅちゅ、って」

 

魔女 「つかまえさせて」

 

せてぃお 「じょうだんじゃねえよ!」

 

魔女 「おさないころは おんなのこだとばかりおもっていたのに こんな もさになるとは・・」

 

せてぃお 「おれは おとこだよっ!

それに もさって なんだよ 

ぶさじゃないよな」

 

魔女 「あなた、ちいさなころは てんしのように かわいい、っていわれてたのよ」

 

せてぃお 「そんなの かってな おもいこみだろ!」

 

魔女 「まあね・・」

 

 

《せてぃお》の幼い時の天使のような写真をみなさまにも是非観ていただきたいのだけれど

画像が多過ぎてどこにあるのかわからない・・

 

 

そして《せてぃお》の母親の《せてぃ》でありますが

 

せてぃ 「まじょ あたしね・・」

 

魔女 「どうしたの?」

 

せてぃ 「ひまだから 《せてぃお》と いっしょに ねこすておやじんちのねこたちを おいまわして いじめてるの」

 

魔女 (ろくな親子じゃないな・・)

 

 

《せてぃ》たちに 追い掛け回されても元気なねこすておやじんち組の一部

 

 

これは今日の画像じゃないんだけどけど

《おひとりさま》、毎日こんな感じでのんびり生きてます