展覧会で思い出すこと | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

昨年の展覧会初日

絵を搬入している時に受けた知らせは私を凍らせた

 

それは動物病院からで

《サンチャイ》が亡くなった・・ って

 

その場に崩れ落ちそうだった

頭が冷たくなって、脳みそが凍った

 

手術予定前日のこと

 

私は展覧会を早上がりして動物病院に横たわったまま動かない《サンチャイ》を迎えに行ったんだ

 

 

あの子が手術をして甦って

どんなに不自由な体でもかまわない

魔女と軍団は《サンチャイ》と共にこれからを暮らすつもりでいたのに

きっと元気になってくれると信じていたのに

 

病院で死なせてしまった

《サンチャイ》がどんな気持ちで息を引き取ったのか

それを思うと悔やんでも悔やみきれず

 

悲し泣き

悔し泣き

淋し泣き

 

今でも変わらず淋しい

あんなに可愛らしい顔になって

私たちと暮らす日々を喜んでいてくれたのに

 

 

《ビキニ》と《たぬたぬ》はね

《サンチャイ》と《ボンネット》と、今も遊んでるんだって

今の《サンチャイ》は走れるし、ジャンプも出来るらしいよ

 

よかったな

それなら よかった

 

それでも魔女はこれからも展覧会の度にあの時の凍った瞬間を体験するのだろうと思う

 

 

 

展覧会もあっという間に6日が過ぎ、残すところあと1日

今日も優しい仲間が訪ねてくれました

 

お知らせしていなかったのにも関わらず

地主さんご夫婦が素晴らしいお花を持って訪れて下さいました

 

まるで織姫と彦星のように年に一度、展覧会でお会いする読者友さま方にもお会いできました

 

この寒い中、そしてコロナ禍、訪れていただきまして

みなさまありがとうございます

心より感謝致します

 

 

 

 

そうして家に戻れば・・

 

 

たぬたぬ 「ふたりとも じゅんびは いい?」

 

じゃじゃ丸 「いーよ!」

 

ちゃちゃ丸 「いいよ!」

 

 

たぬたぬ 「まじょー! おかえりーー!!」

 

じゃじゃ丸 「おかいぇりーー!」

 

魔女 (そういうサプライズ・・ いらないから)

 

 

何度プルメリアに登るなと言っても聞かない

プルメリアの鉢にトゲトゲを置いても効かない

 

2,3日前に《じゃじゃ丸》がゲーゲー吐き続けていたのも

爪を立ててこの木に登って、爪についた汁でも舐めたんじゃないの?

 

 

今もまだ魔女が帰って来たことを喜んでまじょねこ軍団、部屋中を脱兎のように走りまわってますが

ほんとうにやかましい限りです

 

ただ・・

 

魔女にくっ付いて離れない猫がおる

 

 

生後4日目から魔女に育てられた《ちゃちゃ丸》

私を母親だと思って疑わない

 

頼むからそろそろ疑ってくれ

 

とにかく遊んでいる時以外は片時も私から離れない

座れば胸に

しゃがめば背中に

立てば肩に

・・ひたすらしがみついている

 

 

家族①いわく

魔女が 「ふ~!」 「しゃーーー!!」 言って そろそろ親離れさせないとマズいんじゃない?  

 

 

あら、先ほどまで走りまわっていた《じゃじゃ丸さん》

疲れたの?

 

 

じゃじゃ丸 「かんがえごと ちてる」

 

魔女 「《じゃじゃまる》、 たのむから なにも かんがえないでくれ!」

 

 

 

 

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