公園日記 ~ TNR ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

このところずっとTNRで忙しい魔女です

 

この辺り一帯で地道にTNRをやって来ましたが

今日は遂に公園組の番となりました

 

ここは一挙にやりたく

病院送迎のための人を車と共に頼みました

何しろ魔女の車はツーシーターで捕獲器さえ助手席に一個だけ、それも立て気味にしないと乗らないという・・

 

 

 

従来の公園組はほぼ手術済みなのですが

《ドナ》が置いて行った子供たち《じおん》《ふぐり》《あざみ》

そして《こだこん》が置いて行った《オダ》と《きらん》

今回は彼らの去勢・避妊手術となります

 

《ME》が置いて行った《ギリ》、《ダリ》、《ジリ》のきょうだいはまだ小さくて手術はできません

 

 

朝九時、送迎人が車で到着

こう見えて公園組は、私と家族①、手伝いさん以外の人間を見ると全員逃げ出してしまうので

送迎の方には車で待機していただき、魔女と手伝いの女性とで公園組を捕獲させていただきます

 

捕獲器4台、手で入れるタイプのゲージ1台、念のため予備でキャリー1台用意しました

実は全員抱いてキャリーに入れるつもりでしたが

動物病院の先生からの指示で、キャリーより大きい捕獲器での持ち込みを要請されまして

 

魔女が猫さんたちを捕獲器等に入れ

手伝いさんには公園前に待機している車まで運んでもらいます

 

捕獲器を用意していると、《ふう》がやって来ました

この子は用心深く、なかなか捕まりません

 

小さい頃の《ふう》は可愛かったのですが

大人になってからの《ふう》は女子にばかり興味がいって落ち着きがなくなり、先住猫たちに疎まれるようになりました

きょうだいのように優しくしてくれた《ふう》だけは相変わらず一緒にいてあげていますが

《つんでれ》や《I》は公園から《ふう》を追い払おうと威嚇します

 

この子を何とかしたい・・ と常日ごろから思っていて

それで魔女は咄嗟に思い付き、《ふう》の好きなマタタビを皿に入れて捕獲機の奥に置きました

 

・・なんてことない

さっさと入って行って閉まっちまったよ

 

思いがけず嬉しいさハンパない魔女

 

あとは親しさと信頼関係を盾に、《じおん》、《オダ》、《きらん》、《あざみ》、《ふぐり》を次々に収容し、

その度に手伝いさんが車に運ぶ

《ふう》が捕獲器に入ったので、結局予備のキャリーには《ふぐり》が入れられて・・

 

15分足らずで6名の捕獲を終了して車に乗せまして

今日は捕獲器が6台しかないのでこれまで

 

来週はまたけもの道周辺で前回いなかった子を

その後はまた公園で残りの子をやる予定です

 

 

 

不本意ではあります

私が自然の摂理に抗って、猫さんたちの意思に反したことを、然も勝手にやっているという罪悪感は常にあります

心から申し訳なく感じています

 

だけど・・

子供が出来て、民家がひしめく中で産み場所を探し、そして産み

危険を察したり、また猫の本能から、何回かを赤ん坊を咥えたり、よちよち歩きの幼児を連れて引っ越しをし、必死で暮らす

 

民家のない森で育てれば子供は片っ端からカラスの餌食となり

 

母親は食を探して懸命に食べ、乳を与えて必死に育てるのだけれど

儚く逝ってしまう小さな命も決して少なくなく

昨日はつぶらな目をしてそこに居た子が

今日は冷たく横たわっている姿を私は何度も見てきました

 

《ちゃちゃ丸》だって、《じゃじゃ丸》だって

魔女が引き取らなければ死んでいた・・

 

街中で子供を育て上げるのはそこに住み人々の理解が余程深くなければ無理なのです

 

みんな‥ 許してくださいね

女の子はお母さんにしてあげられなくてほんとうにごめんなさい

 

 

6名が病院に向かった後、残った子たちにご飯をあげていますと

公園奥から首を長くするような感じでこちらを見詰める子がありました

・・どこかで見たような子

 

後を手伝いさんに頼んでそちらに向かうと、その子が走って来ます

 

 

魔女 「にゃんにゃ!!」

 

のらさんB 「まちょー!!」

 

 

実は今日、朝早めに家を出て地主さんに大量の猫ご飯を届けたのです

(ご飯をよこされたら敷地にのらさんを置いてやらないわけにはいかないでしょ)

 

その際先週手術をして魔女家に合宿したのらさんA、C、Dたちがいて、いっぱい撫でてきたのですが

のらさんBだけがいなくて

 

魔女が来たことを仲間に聞いたんでしょうね

わざわざ公園まで会いに来てくれました

でも公園組の知らない猫さんたちがいっぱいいたから遠くから見てたんだよね

 

 

魔女 「わざわざ ここまで きてくれて ありがとうね」

 

のらさんB 「うん!」

 

魔女 「そうだ! おちり みせて」

 

のらさんB 「どちて?」

 

魔女 「いいから みせて」

 

 

のらさんB 「こやって?」

 

魔女 「しっぽ もちあげて みて」

 

 

魔女 「あー・・」

 

のらさんB 「まちょ どちた?」

 

魔女 「おちり、さむそうだな っておもって・・」

 

のらさんB 「しゃむく ないよ!」

 

魔女 「なら よかった!」

 

 

この子たちにもちゃんと名前つけないと!

 

 

 

 

今回は猫数が多いのでいつもと違う病院での手術となります

そこでは手術した子は病院で一泊となります

 

私は明日は仕事で、お昼休みに公園に行きます

送迎さんがそれに合わせて病院から連れて帰ってくれるそうです

 

魔女は公園であなたたちの帰還を待っていますからね