《すがりつきにぃ》の近況 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

その前に

 

昨夜の夕食です

筍のきんぴらと卵掛けご飯

 

質素だな~! とか思っているでしょー

 

ところが先日いただいたこの卵

かの有名な相模原たまご街道の超高級卵なの

だからこう見えて実はすごく高級な夕食なんだよ

 

 

 

 

 

さて、《にぃ》の近況です

 

ちょっとありまして

ほら、《凜》がガラス戸を開けてしまって一緒に《にぃ》も外に出てしまった件

 

あれ以来外に出たがるようになり

懸命に私に頼み込むのですよ

 

それで断ると、一日中アトリエの窓から外を見て暮らすようになって

その後ろ姿を見ていて、魔女は複雑な思いに駆られたのです

 

10年以上ものらさんで自由に動き回って暮らしてきた子だもの

こんな刺激のない狭い家の中なんてつまらないに決まってる

 

だからといって魔女家から出入り自由にするわけにはいかない

周囲の勝手もわからないし、近くには《はなくそ大王》たち猛者もいる

 

いくら《にぃ》にその気がないとはいえ

《かってに》や《どったん》たちを怯えさせるようなことになってもいけない

 

 

色々考えまして

公園に帰そうかと思ってね

 

つまらない思いで日々を送るより

多少のリスクがあっても毎日を楽しく生きて欲しいから

 

 

それで・・

キャリーバッグを出してきたのです

 

 

魔女 「《にぃ》、外に行きたいのね」

 

にぃ 「うん」

 

魔女 「じゃあ、公園に帰ろう」

 

にぃ 「こーえんに?!」

 

魔女 「このあたりの様子を《にぃ》は知らないから危なくて外に出してあげられないの、でも公園だったら生まれた時からいたんだし、長年の仲間もいて安心じゃない 《にぃ》も《ちずのすけ》たちに会いたいでしょう」

 

にぃ 「・・」

 

魔女 「帰ろう、公園へ」

 

にぃ 「ぼく・・」

 

魔女 「どうしたの?」

 

にぃ 「もう そと いきたいっては 言わない」

 

魔女 「怒ってるんじゃないのよ、《にぃ》が毎日楽しかったらいいな、って思って」

 

にぃ 「行かない」

 

魔女 「いきたいって言ったじゃない」

 

にぃ 「行きたくない」

 

魔女 「どうしたの・・」

 

にぃ 「行かない」

 

 

この時から《にぃ》の態度が急変

アトリエから外を見ることが少なくなくなりました

 

本気で《にぃ》を公園に帰すつもりでいた魔女はその行動に驚きまして

《にぃ》の心中を慮かってみましたが・・ よくわかりません

 

以来

 

 

常にぴったりくっついて

 

 

絶対に離れようとはせず

 

 

魔女の腕の中で寝る

 

 

 

野良さんご飯から戻ると

 

 

魔女が脱ぎ捨てた服の上で・・

 

にぃ 「まじょ おかえりなさ~い」

 

 

にぃ 「さみしいから ふくの 上でまってたあ~」

 

78 (私が先にいたんだし・・)

 

 

 

とにかく くっ付きっぱなし・・

 

 

 

アトリエで絵を描いてる時も描き終わるまで傍にいるし

 

 

 

 

にぃ 「まじょ~!」

 

魔女 「なあに?」

 

 

にぃ 「・・」

 

魔女 「どうしたの」

 

 

 

にぃ 「いつも いっしょに いよーね」

 

 

 

《にぃ》のほんとうの気持ち、どうなんだろう

やっぱり外で暮らしたいんじゃないかな

 

そんな気もするんだよね・・