どうしても気持ちが切り替えられないので今日は猫日記 ~ 親離れ、子離れ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

ひとり立をした子供たちが目立つ季節になりました

 

住宅部東の獣道でも、公園でも

親離れさせられた子供たちが戸惑いながらも逞しく生きています

 

 

昔の母親は自分の子供をひとり立ちさせるのにエリア外に追い出していたものですが

昨今の母親は自分のご飯場に子供を残し、自らはそこを出るという傾向が多く見られます

 

 

《ドナ》もまた子離れを果たしました

子供たちを公園のご飯場に残し、今、自分は他所で暮らしています

 

 

昨日、公園組のご飯を終えて帰ろうと荷物をまとめていたら、突然《ドナ》が走ってきました

 

 

 

ドナ 「まじょ! おなか へった!!」

 

魔女 「あなた、どこかで食べてるんじゃないの?」

 

ドナ 「たべてないよっ!」

 

どなこ 「おかあちゃん、ごあん たべてないの?!」

 

 

 

 

ドナ 「あんたは うるさいっ!」

 

 

 

《ドナ》は終始恐ろしい唸り声を上げていました

元々気の荒い子で、前にも書いたように、何が気に入らないのか・・

《くろす》を公園から追い出してしまったり

 

最近はそんな《ドナ》を嫌って、《しゃっぽ》や《ドガ》、《まつこ》も公園入り口にいることが多くなりました

 

 

 

 

貰ったご飯をやはり唸りながらガツガツ食べる《ドナ》

 

複雑な思いでそんな《母親》を見詰める《どなこ》

 

 

 

 

ドナ 「あんた! なにみてんのよ!!」

 

どなこ 「・・」

 

 

 

 

 

貰ったご飯を食べ終わった《ドナ》は、次に《ドヤ》のご飯も奪ってしまいます

 

それを複雑な思いで眺める《どなお》

 

 

 

 

どなお (おかあちゃん ちがうく なったった・・)

 

魔女は《どなお》の目が心配

 

 

 

 

それでも母親が気になる《どなこ》

 

 

どなこ   じぃーーー・・

 

ドナ  ・・

 

 

 

ドナ 「まじょ どなこが みてくる  うざい」

 

 

 

ドナ (あー いらいらする)

 

 

 

 

 

ここにもうひとり、ひとり立ちした子がおります

 

元果樹園の向うからひとりでやってきたこの子は《かぎすけ》です

《どなこ》と《どなお》より少し大きい子で、3にんは仲良しになりました

 

 

 

《ドナ》と子供たちのやりとりをこうして見ていただけの《かぎすけ》ですが

 

 

 

 

ドナ 「あんた! なに みてんのよ!!」

 

 

 

そう言うなり、《ドナ》は凄い勢いで《かぎすけ》を追い駆けた始めたのです

驚いて逃げ回る《かぎすけ》

それを追いまわす《ドナ》

 

草むらまで逃げてきた《かぎすけ》は

突然のことで驚いたのでしょう

そこで食べたものを全部吐いてしまいました

 

 

 

 

 

 

《どなこ》と《どなお》は心配顔でもって倒れてる《がぎすけ》の側にやって来て

「だいじょうぶ?」 という感じでその顔を覗きこみます

 

 

 

たてがみ 「《がぎすけ》、 だいじょうぶか?」

 

 

 

《たてがみ》に声を掛けられた《かぎすけ》は

草むらかスクッと立ち上がり

側の壁をよじ登って

 

 

 

  かぎすけ 「へっちゃらさ!」 

 

と、強がります


 

 

 

「おかあちゃんなんて きらい!」

 

「きらい!」

 

《どなこ》と《どなお》はそう言うと、遠くに走って行って遊び始めました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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魔女家で楽しそうに遊んでいた《たっか》の可愛らしい様子が

 

そして・・ 最期の悲惨な姿が脳裏から離れません

 

ネパール日記に心を切り替えることが今はまだ出来なくて

もう少し猫たちのお話を続けさせてください