魔女の詐欺的TNR | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

一昨日の夜、公園の暗がりでキャリーバッグに入れられ

昨日去勢手術を致しました《たてがみ》

 

手術後、念のためにさらに一晩を魔女家で過ごし

本日朝に公園に帰しました

 

 

《たてがみ》、とっても元気で魔女に何度もお礼を言っておりました

 

 

 

 

 

捕獲という言葉は好きではありません

この言葉はどうも敵がその相手を生け捕るという感があり

 

しかしながらここでは決して敵ではない相手が、他に手立てがなく致し方ない方法と捉えて、この言葉を使うことと致しましょう

 

 

 

一昨日の夜、公園にて《たてがみ》を捕獲しまして、魔女家に運び

一晩を魔女家のアトリエで過ごしていただきました

 

外猫さんにとって、暖房は暑かろう

しかし、不安な夜を過ごす身としては心身ともに寒かろうと

キャリーバッグには魔女の遠赤毛布を被せました

※ キャリーから出してしまうと、もう二度と入るものかと大暴れするので

 

 

もうね・・

翌朝見てみたら毛布には何箇所も大きな穴が空き、ぼろぼろでしたょ

 

キャリーバッグに入れた途端からパニックに陥って大暴れし

アトリエでもまた固いバッグがひっくり返るほどに暴れておりましたから無理もありません

 

 

病院に行く車の中でも怒って唸り

病院でも決して乱暴は働かなかったものの、怒ってはいたとのこと

 

無事に手術が終わり、迎えに行った帰り道でもやはり唸っておりました

 

 

 

 

捕獲からこれまでの時間、魔女は《たてがみ》の前では極力足音もたてず、言葉も一切発しておりません

 

 

ただ、病院では《たてがみ》についての説明やら、耳カットのデザインやら、支払やら書類やら

なんやらかんやら話さねばならず

そこで私は小さく、か細い声を出しておりまして

これに受付の方が不審に思われたのかどうかはよくわかりません

 

 

《たてがみ》が2晩を過ごしたアトリエは玄関横で庭に面していて

外からガラス戸を開けては《たてがみ》の出し入れをしていました

そう・・ 決して足音もをたてず、声も掛けずにね

 

 

 

 

そうして向かえた今朝

 

 

さあ、参りましょうか!

 

 

魔女は立ち上がります

 

 

2階から外に出て、ぐるりとまわってアトリエに向かうのですが

そこに降りる階段を、今度はいかにも魔女らしい足音を立てて急ぎ降ります

 

そうしてアトリエのガラス戸を勢いよく、如かして《たてがみ》を酷く驚かさない程度に開け

不安の頂点であろう《たてがみ》に向かって言い放ちます

 

 

 

魔女 「たてがみ!」

 

たてがみ 「え・・」

 

魔女 「助けに来たわよ!!」

 

たてがみ 「わおぉぉぉぉ~~~ん!」 (言葉にならない)

 

魔女 「魔女が来たからにはもう大丈夫! 安心して!!」

 

たてがみ 「うわゎゎゎ~~~ん!!」

 

魔女 「今すぐ助けてあげる!! さぁ、行くわよ!」

 

 

 

 

ここでキャリーバッグを持ち上げます

 

毛布は掛けたままね

外を見ると逃げ出したくなってまた暴れるので

 

ただ声だけ掛けるの

 

 

「魔女がここから助け出して公園に連れ戻すからね! もう少し辛抱してなさい!」

 

たてがみ 「うおぉぉぉぉ~ん!」

 

 

 

 

そのまま車に乗せて公園に到着

 

車から降ろし

いつものベンチまで運ぶ

 

この匂い

まさにいつもの公園の匂い

 

《たてがみ》、それを感じて興奮

 

 

ベンチに着き

ここで毛布を取ります

 

見慣れた風景が広がり

《たてがみ》は扉を引っ掻いてさらに興奮

 

 

「待ちなさい、今 外に出してあげるから!」

 

 

 

そうしてキャリーの扉を開けると

脱兎の如く飛び出す《たてがみ》

 

 

少し行った所で急ブレーキを踏むかのごとく止まり

こちらを振り返り言います

 

 

たてがみ 「まじょ・・ ありがとう!!」

 

魔女 「よかったね、《たてがみ》!」

 

 

 

それで魔女は既に来ていらした猫のお世話の方に抗生剤の散剤とそれを混ぜるちゅ~るを渡し

一旦車を置きに戻ります

 

 

戻った時は既に《たてがみ》は薬入りのちゅ~るを秒殺で舐め終り、約2日振りにご飯も食べ

公園の隅々までを確認し、検査をしておりました

 

ここが確かに住処であることの確認です

 

そんな《たてがみ》に

《オダギリ君》、《ちずのすけ》、《つんでれ君》たち長老組は無関心

それでも《たてがみ》は耳を寝かせて、検査、確認を怠りません

 

 

暫くそうして、やっと気が済み、安心したのか

 

喜びのじったんばったんを繰り返し始めました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かえって きたどーーー!!

 

 

 

 

 

そんな《たてがみ》を見詰める魔女に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たてがみ 「まじょ・・  おしりが へん」

 

魔女 「あら、どうしたのかしら」

 

たてがみ 「なんか かぜが さわる」  (スースーする)

 

魔女 「気のせいじゃない?」

 

たてがみ 「ぼく とじこめの かなで おしっこしちゃったから・・」

 

魔女 「ああ、それで濡れちゃって風が触る感じがするんじゃない?」

 

たてがみ 「そっかー!   まじょ ぼくを たすけて ありがと!」

 

魔女 「いいのよ~」

 

 

《たてがみ》は魔女にいっぱい感謝しました

 

 

 

 

この後たくさんの幼稚園児が保育士さんたちにつれられて公園にやって来たので一時解散となりましたが

 

《たてがみ》は公園を元気に走り回っていましたよ

 

 

 

魔女はこういう段取りでみんなの手術をしております

 

 

あはは!

 

 

 

 

 

※ 今日《政宗》や《うっか》の写真を載せるね、と読者様に言ったのに載せてなくてごめんなさい

   明日載せますね