新しく手伝いに来てくださっている方
早速、お会いした翌日の昨日から一生懸命に公園組のお世話をしておられる
昨日は魔女は仕事で忙しく、公園には行けなかったのだが
公園組の様子をきちんと知らせてくださった
公園では地域での持ちつき大会が行われてたということで
行き交う人たちの中でのご飯やりは大変だったようで
人が通る度に食事を中断して隠れる猫たちは、何度も茂みと食事場との出入りを繰り返していた模様
そんな中、糞の片付けもしてくださり
そういう姿が訪れる地域の人々の目に留まったのなら幸いと思う
そして、今日は私も出向き、公園猫たちが彼女に慣れてくれるよう訓練をした
《オダギリ君》は既に懐いてくれて
《ちずのすけ》、《つんでれ君》、そして《もりだくさん》たちも今日はその方からお食事を貰っていた
彼らがなぜこんなに早く懐いたのかというと
魔女が公園組にその人をきちんと紹介したからであり
利口な彼らは私が笑顔で話している相手を観察し、確認する
そうして、その相手をきちんと覚えてさえくれれば、じきに懐いてくれるのだ
彼ら長老たちはその長年の経験から
こうして私と一緒にいた人をきちんと覚えてくれて
その後、その人がひとりで訪れても警戒の必要なし、と判断できるのだが
問題はまだ経験の浅い子供たち
一昨日は 「ちゃんと覚えるのよ」 と言う魔女の言葉に 「うん!」 と言っていた《たてがみ》
そして 「ぼくにも ごあん くれるかな~」 と言っていた《さくら》
さらに 「だいじょうぶか わかんない」 と、言っていた《くろす》と《しゃっぽ》
この子たち、今日は魔女が行くまで茂みから出て来ず
「子供たちが出てきてくれません・・」 と 手伝いの方を淋しがらせていた
魔女の声を聴いてわらわらと集まってくる子供軍団
「ごあん ちょうだい」 って・・
長老組を見習いなさいよ
そんな今日
手伝いの方が思わぬところで大量のうんちを発見したと教えてくれた
一緒に見に行くと広場の隅の擁壁の下に大量のうんちがてんこ盛りとなっている
けれど、ここの猫たちが糞をする場所は決まっていて
そこにあるのは猫のそれよりはるかに大きく、古いものもあるが、どう見ても猫のものではなく
中には人のものではないかと思われるほどの大きさのものもある
この時、ちょうどその場所で擁壁を相手にキャッチボールをしている人がいて片付けられず
手伝いの人はこの後お出掛けになるということで先に帰ってもらい
キャッチボールの人がいなくなったところで
魔女は持参の割りばしでそれらをビニール袋に入れ詰め始めたが
あまりの量の多さ(小型のバケツ1杯分は裕にあった)に袋に入りきれず・・
たかが10にん足らずの猫が既に片付けた以外にこんなに大量の糞をするはずもなく
多分、犬のものだと思われるそれを持ち帰るのは私としては非常に不本意はあるが
猫がここにいるのを快く思っていない輩からしてみれば
どれもこれも公園にいる猫のものだ! と言い張るのが目に見えているので
私、片付ける・・
ざけんな
と思いながら片付ける
全ては公園組のためにやる
公園にごみを散らかしたり、タバコの吸殻を捨てたり、犬の糞も片付けない非常識な人間たちが
猫が暑さ寒さに耐えて、必死で生きて、暮らしているだけで文句をいうのなんて、いったいどういう世の中なんだ
人って・・ 否、一部の人たちって、随分と下等なんだね
手伝いの人がこれらの糞のことを気にしていらして
全部持ち帰れなかったことを伝えると、外出から戻った夕方に片付けに行くと仰った
私は明日の朝また行くから、と断ったのだけれど
その人は家から近いから大丈夫です、残りは私がやりますと言われた
この方、例の猫嫌いマンションに住んでおられる
(ここの住人に異常な猫嫌いがいて、私がこのマンションをそう呼んでいるだけ)
実は《たんぽぽ》たち、そしてのら時代の《ふぁふぁ》や《とらたん》もご存知だったのだ
夕暮れの富士
昨夕の月
日が暮れた後の月