やらかしてくれるわ・・まじょねこ軍団 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

今日は銀座まで行ってきたのでクタクタであります

 

それは後に書くとして

 

毎日何かしら細々とやらかしてくれますよ まじょねこ軍団

 

 

 

これは土曜日のことです

 

朝起きて来て

何気にテーブルを見たら・・

 

 

 

 

《インドラ》

 

 

夜中に《ボンネット》がご機嫌で暴れまわりました

 

 

最近なんだかご機嫌の悪い《ひな》がこたつの中に立てこもってて

誰かが入って来ようものなら怖い声でうなります

 

ま、うなるだけで何もしないんだけどね

だから、そんなの気にしない軍団はうなられるのなんてお構いなしにこたつにもぐり込むんだけど

 

元々こたつがテリトリーで

こたつの帝王と言われている《ボンネット》

 

メチャクチャ気が弱いせいで、《ひな》にうなられるのが恐ろしくてこたつに入れなくなっちゃった

それで、こたつの毛布とお布団の間に挟まってちんまりしてるわけ

 

ストレス溜まるんだろうね、そういうのって

 

 

でね、その夜は魔女が寝室に行った後

急に威張りだして部屋中を駆け回り始めたの

 

そりゃあ凄い勢いでね

 

僕らは暗がりでも顔をぐるぐる動かした

 

ゴミ箱にぶつかって倒すし

 

中にはぐっすり寝てるのに踏まれる猫まで出てきてさ

 

魔女の机にも飛び乗って、その勢いで上に乗ってたものは落っことすし

でもこれは、《ボンネット》のせいだけでもないんだ

魔女の机の上がやたら散らかってるのもいけないんだよ

 

それがさぁ、ハンパなく散らかってるんだけど

そんな机でも、魔女はどこに何があるのか知ってるの

 

この紙の下には手帳があって、とか

この箱の下には重要お手紙があって、とか

そっちの紙を半分めくるとハサミがある、とか

切手はパソコンの下、とか

ペンは机の下に落ちてる、とか

消しゴムは机とぷりゃんたーの間に挟まってる、とか

 

これは散らかし魔特有の才能だね、って、僕は思う

 

 

 

それでね

「やめな」、って、僕らの言うことをまったく聞かずに部屋中を駆け回る《ボンネット》なんだけど

 

台所の方から駆けて来て、勢いつけて てーぶりゅに飛び乗ったの

 

その時何かに手を突っ込んだらしくて 「ひぇ~い」 って言った

 

だけど暗くて良くわかんなかった

 

 

散々暴れてから、《ボンネット》はまた毛布とお布団の挟まって寝たんだけど

 

朝になってこたつから出てきた《ひな》が・・

 

 

 

ひな 「やばいよ!」

 

僕 「どうしたの?」

 

ひな 「てーぶりゅの上を見てみな!」

 

 

僕たち 「あーーーー!!」

 

 

 

チャンドラ 「《ちゃん》じゃないからね!」

 

レオポン 「私だって違うもん!」

 

バニャ2号 「私はてーぶりゅには乗らないから疑われないもんね」

 

チャンドラ 「誰が疑うの?」

 

バニャ1号 「魔女に決まってるじゃない」

 

ふぁふぁ 「おれも てーぶりゅには のらないから せーふだ」

 

ユリぼうず 「僕・・ もうずっと乗ってない」

 

僕 「太ったからね」

 

チャンドラ 「年取ったからじゃなくて?!」

 

僕 「《ユリぼうず》のこと、そういうふうに言わないであげてくれる?」

 

チャンドラ 「あい・・」

 

オポン 「じゃあ誰がやったの?」

 

凜 「《ボンネット》に決まってるじゃないですか」

 

ボンネット 「僕?」

 

凜 「他に誰がいるんですか!」

 

僕 「そういえば・・」

 

ひな 「そういえば?」

 

僕 「夕べ《ボンネット》がてーぶりゅに飛び乗ったとき、何かに手を突っ込んで、ガチャンって音がして『ひぇ~い』って言ってた」

 

凜 「決まりじゃないですか」

 

レオポン 「それ、魔女が いつも『きれいでしょー』 って自慢してるお花だよ」

 

チャンドラ 「そう、まじょ、いつも匂いしてる(嗅いでる)

 

 

 

ひな 「ねえ・・ てーぶりゅの上、水浸しだよ」

 

バニャ1号 「それ、マズイわね かなり」

 

ボンネット 「ど、どうしよう・・」

 

バニャ2号 「どうしよう・・ ったって どうしようもないじゃない」

 

ひな 「あ~ぁ、《ボンネット》、魔女に叱られるよぉ~」

 

凜 「《凜》は知りませんからね」

 

レオポン 「私も知らないからね」

 

ひな 「もうすぐ魔女が起きて来るよ」

 

ボンネット 「あせるあせるあせるあせるあせる

 

凜 「泣いたって仕方ないじゃないですか!」

 

ボンネット 「・・じゃあ 僕はどうしたらいいのあせるあせる

 

凜 「黙って叱られとけばいいんですよ」

 

ボンネット 「あせるあせるあせるあせるあせる

 

 

 

僕 「《ボンネット》、泣かないで  僕が何とかするから」

 

ひな 「何とかって、なにするの・・」

 

僕 「《凜》! 水に詳しいんでしょ、水を持ってきて」

 

凜 「いくら《凜》が水に詳しいからって、水は出せるけど、ここまで持って来るほど詳しかないですよ!」

 

 

僕 「じゃあ・・ せめて てーぶりゅの水だけでも拭いておこう」

 

ボンネット 「そんなことできるの!」

 

僕 「できるよ 簡単さ」

 

ボンネット 「どうやって?!」

 

僕 「まあ、見てなさい」

 

 

それで僕は、てーぶりゅの上にあったティッシュの箱を手で引き寄せた

 

これで拭けばいいんだ

だって、前に魔女がやってたの見たことあるもん

 

 

それから僕は爪で持って箱からティッシュを引っ張り出し、こぼれた水の上に置いた

 

梅のお花の入れ物の周りが一番ひどかったから、入れ物にも突っ込んだ

 

 

「どう? これで完璧でしょう!」

 

 

 

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朝起きて来て

 

魔女の目に飛び込んだもの

 

 

 

 

 

 

テーブルの端においてあったティッシュの箱は

引き寄せられたせいで箱ごと濡れてしまっていて

中のティッシュが使い物にならない

 

 

《ボンネット》さんも

《インドラ》さんも

 

やってくれますねぇ

 

いろんなことを・・

 

 

 

 

こちら

今日、魔女の留守中に荒らされていた猫ご飯の箱

 

 

 

 

 

 

これをやるのは《凜》しかいない

 

《凜》、あなたも黙って叱られときなさいよ