愛しの《くろまるこ》 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


その知らせは、昨日私が《くろまるこ》に会いに行く途中でもたらされた


《くろまるこ》の好きな食べ物をたくさん助手席に乗せて

読者の皆様の溢れるばかりの応援を《くろまるこ》に伝えたくて


私は病院に向かっていた



その後はどこをどう走って病院に着いたのか覚えていない

病院の駐車場に車を止めてもすぐには降りられない


あんなに逢いたかった《くろまるこ》に会うのが恐ろしくて、辛くて・・


それから暫くして、やっとの思いで病院のドアに手を掛ける



箱に入れられ、白い布に覆われた《ころまるこ》

その布を剥いで本当に《くろまるこ》なのかを確かめずにはおれない私


しかし・・


抱きしめた《くろまるこ》は、まるで生きているように温かく

その時、初めて涙が溢れた


そんな私を心配したのか

若い獣医が 「くれぐれも気をつけて帰ってくださいね」

そう何回も声を掛けてくれ

そして一緒に泣いてくれた



駐車場で再び《くろまるこ》を箱から出し、胸に抱きしめた

せめて最後は私の胸の中で終わらせてやりたかった


間に合わなくてすみません



私の胸に顔を埋める《くろまるこ》のお腹の

まだ生え揃っていない避妊手術の際に剃った毛があまりに愛おしく

涙で固まった目尻があまりに悲しく


私は《くろまるこ》を着ていたダウンの中に入れ

しっかりと胸に抱いてハンドルを握った


そうして常に片手でまだ柔らかくて温かな毛を撫で

信号待ちでは両手で抱きしめた



愛しの《くろまるこ》



みなさま

ほんとうにありがとうございました


のらちゃんで1年半を生き

こんなにたくさんの暖かい応援をいただいた猫はいないかもしれません


《くろまるこ》、きっと嬉しかったと思います


それはまた、ひとりで張り裂けそうな心を抱えていた私にとって何より有り難く・・


読者の皆様には心からお礼を申し上げます





《くろまるこ》最後の写真    (発見前日)




                  あたちのおもちゃ 音譜



              くろまるこ 「まじょ みて~!」


              魔女 「あら、それどうしたの?」




        くろまるこ 「もりから  もってきたあー!」


        魔女 「森からここまで運んで来たの?!」




       

 くろまるこ 「まじょと いっちょに あしょぼうと おもってーー!!」



                 遊びましたよ

                 魔女がこれを振り回して

                 《くろまるこ》が飛びつくという遊びね




                   まじょのおひじゃ  晴れ



           くろまるこ 「おひじゃに のりたいな・・」


           サンボ 「だめだよ!」




          くろまるこ (あ・・ 《しゃんぼ》 ねちゃった・・)




              くろまるこ (のっちゃお・・)




                くろまるこ (おひじゃ・・)


                魔女 (そこはお腹だから・・)




               あたちのにゃわばり  ヽ(`Д´)ノ



       

              くろまるこ 「あやしい やちゅ きた・・」




くろまるこ 「ここは あたちたちの ばしょだ! あっちけーー!!」


 ※ やって来た右端のリモコンカーをテリトリー荒らしと決め込んで追い出そうとする




                      公園にて



       
                 可愛らしい《くろまるこ》の





             公園最後の夜となってしまった写真



明日は雨だけどまた遊ぼうね! 

って約束したのに・・


うん! また あちた あしょぼうね!!

って言ったのに・・




             ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆




                私たちが初めて会った日  ラブラブ



       これは昨年の秋、初めて会った時、まだ小さかった《くろまるこ》



この時、《くろまるこ》の方から声を掛けてくれました


お腹のハート模様がすごく可愛らしかった


《くろまるこ》は大変用心深い子でしたが、ほんとうによく懐いてくれたね




                だいしゅきな おとうちゃん ドキドキ




逝ってしまったことがわからず、必ず帰って来ると信じて《くろまるこ》が待ち続けた父親の《黒丸》

ふたりはいつも一緒だった



《くろまるこ》は病気療養中も

この父親を待つために魔女家から脱走して公園まで戻ったんだもんね


この時は途中に幾つもの他の猫たちのテリトリーがあったのに

3日後に《くろまるこ》が公園に辿り着いた時はほんとうに感動した



ウィルスからの病気を治し

再発した病気を再び魔女家で過ごして治し

そうしてやっと帰りたかった公園に戻ってとっても喜んでいた《くろまるこ》


その後、避妊手術も施し


後は春を待つだけだったのに



《くろまるこ》

逢いたかったお父さんにやっと会えたねぇ



虹の橋の袂まで迎えに来た《黒丸》に向かって、《くろまるこ》はこう言ったんだろうな



「おとうちゃん! おとうちゃんが なかなか かえって こないから あたち しゃがしに きちゃった!!」