男の背中
《インドラ》
ぼく 「《パパ・ジョ～ン》！ どこ行くのー？」
パパ・ジョン ブリアン （インドラ・・）
ぼく 「にくきゅー いたいんでしょー 歩いちゃだめぇ～！」
パパ・ジョン ブリアン 「・・」
パパ・ジョン ブリアン 「・・・」
ぼく （《パパ・ジョン》・・）
夕べ、《パパ・ジョン》は 《りょうこ》に さんざんなぐられてました
魔女が 「ごかいだ！ ごかいだ！！」 と言って 《りょうこ》をとめてました
だけど、《りょうこ》は すごく 怒ってて、まじょの言うことを聞こうとしませんでした
なんで 《りょうこ》が あんなに 怒ったんだか知らないけど
遠くなる 《パパ・ジョン》の背中を見てたら ぼく すごく悲しくなっちゃった
《パパ・ジョン》・・ なぐられても なんにも言わないもん
本当は強いんだから、なぐり返せばいいのに・・
《パパ・ジョン》は ぜったい 女の子をなぐりません
それは強いからだって まじょが言ってたけど
ぼくには それの意味が よくわからない・・
お年玉
《ジンジン》
僕は今年、魔女にお年玉をあげました
魔女 「ありがと・・」
僕 「いつもお世話になってるからさ！ 嬉しい？」
魔女 「うれしい」
雀さん 「なんで わたしが こんなめに・・」
魔女 「後で逃がしてあげるから」
体調不良
《涼子》が一歩も外に出ないで、終日箱に閉じこもったまま２日が過ぎようとしていた
心配した魔女が放し掛けてると恨めし気な目で見る
熱があるのかしら
怪我でもしてるのかしら
無理矢理顔を持ち上げて鼻の乾き具合を見る
湿ってる・・
でもちょっと固そうな鼻くそがくっ付いてるね
こういう鼻くそは鼻先にこびりついてるから一気に取った方がいいんだ
魔女は鼻くそをつまんでピシッと引き剥がした
ひ、引き剥がした・・？
引き剥がしたつもりが・・
それは鼻くそではなく
長さ８ｃｍほどの草だったΣ(=°ω°=;ノ)ノ
草の先が鼻から少しだけ出ていたのだった
右手先に草をつまんで、驚く魔女に
《涼子》は
「バカ！」 と言って 猫用出入り口から出て行った
《パパ・ジョン ブリアン》のことで息巻くからそんなとこに草が入っちゃうんだよ！
親子 
親子
