ネパール日記 ~ カグベニ出発  | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


ポーターたち(私たちのポーターと、別の客のポーター)の足が恐ろしく早いので、村から登る崖の道をカメラに収める余裕なぞなかった・・


別の客のポーターは客とは別々になって荷を運ぶらしく、私たちと一緒にロッジを出た


家族ちぃはきちんと水をリュックに収め、手にはステッキを携えている


一方私はというと、結局今日も水を持たず・・ 手ぶら



私たちのポーターを引き受けてくれたのは地元の青年で

体の前後に一個ずつのリュックを背負い、緩慢な大股で登る

緩慢に見える大股がすっごく早いのはなぜ?


しかも・・

彼らは急坂をショートカット



え・・ マジっすか!!


急坂なのに、さらにショートカットっすか!



それでもついて登る私たち


彼らの後を夢中で登り続け、途中で振り向くと・・



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     既にカグベニの村は遠く・・    茶色に見えるのはすべてデュロ(蕎麦)畑




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            後ろからやって来たのは燐家の14歳の男子   



どした?

と思っていたら恥ずかしそうな笑顔を見せて、私たちを追い抜き、先に行ってしまった

ポーターやりたかったのかなぁ・・

僕だって強いんだぞ! っていうところを見せたかったの?



二人のポーターは相変わらず曲がりくねった正規の道を行かず

当然のようにショートコカットで真っ直ぐに登って行く




うううぅぅぅ・・・


暑いじゃないかあー!  こんなもの着てられない!!




ここで、私はたまらずウィンドブレーカーの下のフリースを脱ぎ捨てる


それを脱いだら中はヒートテックの透けるほど薄手のアンダーウェア一枚だけ

道の途中でラクスマンを盾にして脱ぐも・・



ラクスマンさんよお・・

なんで盾がこっちを向いてるんだぃ?



もうどうでもいいけどね


フリースを脱いで薄いアンダーウェアの上に再びウィンドブレーカーを羽織る


やっぱ・・ 捨てるのはもったいないのでフリースを腰に巻きつけ、再びショートコカットの獣道を登り続ける

体を前屈させてひたすら登る





じきに風景は一変する



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           風化で侵食された山はむき出しの岩肌を見せ始め




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    ここに沿って歩いているのだが、横は断崖  その向こうは風化した岩





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              実際にこれを目の当たりにすると圧倒される





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                     こんな急坂を・・




一気にどれだけ登ったのだろう



やっと平地に出た


後方には美しいヒマラヤ


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               風景はさらに荒涼となってゆき




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                 何はともあれ、先に進むしかない





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      地を這うようにして、小さな花だって必死に咲いているじゃないか