ラクスマンとデイブのニッポン滞在記 Ⅴ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

11月6日(土)    《水玉》


夕べも二人からお金を巻き上げた魔女は

この日一日中仕事で


そんな仕事の最中、リャクスミャンさんとディブさんに会いに、魔女の友人の元女子(だから元上司だって言っとるだろうがぁ~!)のまちこさんがやって来た


まちこさんはしょーちゅ-と酒(日本酒)を持ってやってきた

また飲む気だぞ・・ (酒は彼らへの土産に持って来たの!)


仕事中、俺は生徒を引っかいて危うく校長をクビになりかけた

そうこうしているうちに昼休みになり

魔女たちはまちこさんの持って来たパンでお昼にした


ディブさんが 「魔女、疲れたでしょう」 と言ってお茶を入れた

魔女は偉そうに 「うん、疲れたな・・」 と言ってお茶を飲んだ


この女・・

成長は出来ないくせに、増長だけは出来るようだ


まちこさんが帰って

リャクスミャンさんたちは七五三に出掛けた


彼らが七五三・・ なわけない 

魔女の知り合いの娘の七五三の祝いに参加した


じんじゃっていう所でセリェモニーをし

そのままそこの家に行ったらしい


魔女も仕事が終わったら来てください、と言われていたんだけど・・

お祝いの場には何人もの人間が集まっているからヤダ! と言って、ついに行かなかった


夜、リャクスミャンさんとディブさんは変な顔色で帰って来た

然も胸に大きな名札をしている

そこの家に集まった家族がいっぱいいて、お互いに名前を覚えるのが大変だから全員名札をつけたそうだ


ユリぼうず 「ディブさん、酔っ払ってる?」


ディブ 「オサケ イッパイ ノミマシタ、 ダケド ヨッパラッテマセン」


ラクスマン 「《ユリボウズ》サン ワタシハ オサケ スコシダケ ノミマシタ、 ソシテ ジョリア ニ ナリマシタヨォ~」 (ジョリア=酔っ払い)


魔女 「いつものことじゃないか・・」


ユリぼうず 「ディブさん 大丈夫?」


デイブ 「《ユリボウズ》サン アリガトウゴザイマス、 アナタハ ホントウニ ヤサシイ ネコデスネェ」


ラクスマン 「ワタシハァ~ ワタシワァ~ ドウデスカァ~」


ユリぼうず 「・・」


ラクスマン 「僕はどうでもいいのか・・」


《ユリぼうず》とディブさんは

いつの間にか深い絆で結ばれていた


《ユリぼうず》は毎日ディブさんの膝の上で眠り

ディブさんはそんな《ユリぼうず》をいつも撫でている


   まじょねこ日記-Dev

他の誰かがディブさんに撫でられると

《ユリぼうず》はやきもちを妬いて、その猫に飛びけりを食らわせるんだ


ニャパールの二人に向かって魔女が

「明日は9時に出発しるからもう寝なさい!」 と言った



11月7日(日)   ズーラシア 

       

まじょねこ日記-Tiger


魔女


動物好きのデイブが行きたいと言っていたズーラシアに行った

(デイブがインターネットで調べたんだ・・)

連れて行ってくれた人が、ズーラシアで魔女のために車椅子を借り、ずっとそれを押して園内をまわってくれた


ズーラシアはかなり辛かった

魔女は動物園が だいっ嫌いで・・

動物が折の中に入れられているのを見ると頭がおかしくなる


だけど、通訳がいないから魔女も一緒に行くと連れて行ってくれた人と家族①に約束した


園内は広く

この日は日曜で特に子供が多く・・

この子供たちみんなが、なぜか魔女を見る

じぃ~っと見る


私はオカピーより珍しい生きものなのか・・

わしはここのもんじゃないぞ


何が珍しくてじろじろ見とんじゃぃ 

クソガキどもあ~!!


・・当り散らしました


そんな中、ラクスマンが嬉々とした顔で駆け寄って来た


ラクスマン 「魔女! 見て、見て!! あの鳥、ネパールにもいるよ!!」


魔女 「どれ・・?」


ラクスマン 「ほら、あれだよ! あれ!!」


魔女 「・・スズメじゃねぇか」 (鳥の檻に餌目当てに入り込んだ雀)

まじょねこ日記-Laxman
    
動物が怖くて触れないラクスマンも、これなら平気だね


まじょねこ日記-Gorilla

まじょねこ日記-Okapi
             これがオカピーらしいよ

  

                      『ズーラシアでの画像は全てデイブ撮影』



《バブー》


あのね!

ズーの後にニャパールの人たちはキャラオケっていう部屋に行ったんだって

リャクスミャンが行きたい!って言ったんだよ

魔女! 写真、写真!!


まじょねこ日記-Laxman&Dev

まじょねこ日記-Laxman&Dev
彼らが歌った曲は タイタニックのテーマソング、『My heart will go on』 と

シャキーラの 『Objection(Tango)』


それでね!帰って来てからみんなでパーチーしたの

ミャンバーは、魔女関係の学生さんとか、フリターとか・・ 

とにかく貧乏な人たちばかりのパーチーだった


家族②がこの日は朝から買い物に行って

それからずっとパーチーのお料理を作ってた

魔女がズーに行ってる間も、キャラオケに行ってる間も、ひとりで一生懸命に作ってたよ


そしてキャラオケからみんなが帰って来て、お料理が並べられたの

魔女! お料理なんだっけ


※ 特製ソース付きチヂミ、油揚げの鶏ひき肉詰めと大根の煮物、チーズ入りふわふわオムレツ、はまぐりの酒蒸し、2種のおかず(野菜とチキン)付きダルバート


みんなは 「わあ! 美味しいっ!」 言ってそれを食べてた


家族②はずっとキチンにいて

『ちぢみ』っていうのを何枚も何枚も焼いてた

テーブルに置く度に、あっという間になくなっちゃうからだよ


全部がまたたく間にみんなのお腹に入っちゃって

最後にダルビャートのご飯になった


魔女が 「自分が好きな分だけのご飯とおかずをつげばいいじゃん」 と言ったから、キチンに行列が出来た


でもそう言ったのが間違いだったの


「おいしい! おいしいね!!」 と言いながら、みんなが嬉しがってご飯を食べてる時・・・


家族②はひとりでキチンの床に座り込んでた


私 「ねえ、家族②はご飯を食べないの?」


家族② 「全部からっぽ・・」


・・ ・・ かわいそうだよねぇ


朝から買い物して、時間をかけてお料理作ってたのに・・
秒殺で食われ

その上、自分の食べる分がないなんて


私だったら家出する