ねこ日記 ~ 《バブー》の日記 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

バブー


まじょねこ日記-Babu 09630


にっきを言います!

ちゃんとにっきを言うのは はじめてです


きのう 《ばぶ》と《りん》と びょういんに行きました

そのことを 言います


あさ、《りん》と 2つのがごで びょういんに行きました

車で行きました


《ばぶ》は ばっしっていう、おなかのはりがねとりをします

《りん》は ちゅ-しゃをします


車の中で、《ばぶ》は だまって おとなしくしました

じぃ~としました


だけど 《りん》はひどく なきました

大~きなこえで ぎゃんぎゃん なきます

かごも ばりばり ひっかくんです


《ばぶ》は となりの かごの 《りん》に言いました


「《りん》、うるさいよ あばれちゃだめだよ」


だけど 《りん》は 《ばぶ》のいうことを なにも きいていませんだった

それで いつまでも ひめいで なきました

かごを がたがたゆらして さわぎました


それが きゅうに しずかに なったんです

まじょも 《ばぶ》も おどろいて かごを のぞきました

《りん》が ごーごーと ねてました


だいぶすると おきて すごくうるさく さわぎます

そして また きゅうに ねます


《ばぶ》が ねてるとき びょういんに つきました

みんなで おへやに 入りました


しらない おねえさんが 《ばぶ》と 《りん》の しゃしんを とりました

あとで 見たら 《ばぶ》は すごくおこったかおにしてた

《りん》は びっくりのかおだった


せんせいが来て 《ばぶ》の おなかの ちくちくをとります

《ばぶ》は おとなしくして すぐに おわった

《ばぶ》は こわかったから じぃっとしていたんです


だけど《りん》は だいの上でも なきました

まじょに ぎゅうと くっついて なきます


せんせいが ふりむくと

まじょの むねに とびつきます

このまえ てれびで見た かえると おなじかっこうでした 

ぎゅ~っと くっついてなかなか はなれません


せんせいが 《りん》にちゅうしゃをしたら

《りん》は 子とりの なきかたで なきました


『ちぃ~ちちっち! ちっちっちっち!!』 


となきました


《ばぶ》は おうちに かえって まじょに 

「おうちに つれてかえって ありがとう」 

と おれいを 言いました


        ・・・・・・・・・・・・


バブー 「まじょ、にっき これでいい?」


魔女 「うん、いいよ!」


バブー 「《みじたま》や《じょんぶぶ》みたいに 言えなかった・・」


魔女 「ちゃんと上手に言えたよ」


バブー 「じょうずに 言えなかったとおもう・・」


魔女 「みんな最初はそうなんだよ、《ジョン ブリアン》なんて、いつも上手に言えない事を気にしてた」


バブー 「ほんと・・?」


魔女 「本当だよ、毎日一生延命に漢字を覚えたりしてね」


バブー 「《ばぶ》も がんばったら じょうずになる?」


魔女 「なるよ」


バブー 「《じょんぶぶ》、《ばぶ》に かんじ おしえて くれたんだよ」


魔女 「じゃあもっと教わるといいよ」


バブー 「わっかったあ~!」


まじょねこ日記-Rin 09630
予防接種の副作用もへっちゃら

家に帰ってからもいたずらに余念がない《凛》

「ちょっとぉ! 携帯ストラップに噛み付かないで!」

  
           
まじょねこ日記-Rin 09630
           あまりに悪戯が激しいので籠に突っ込まれた


「あなたはこの中で 「チッチ!チッチチ!!」 と鳴いていなさい!」


      ・・・・・・・・・・・・・・・・・


魔女


昨日、《バブー》は避妊手術の後の抜糸で

《凛》は1回目の予防接種だった


車の中でも、診察中もひたすら大人しい《バブー》と比べて

《凛》の騒ぎようはひどいものだった

これだったら母ちゃん(ユリぼうず)を同行させるべきだったと後悔したくらいだ


既に《バブー》が言った様に

先生が振り向く度に、《凛》は診察台から魔女の胸に飛び移り、しがみついた


それはちょうど大きなカエルが張り付いたような形で・・

なかなか笑わない先生も、思わず苦笑してしまうような

手足を広げた、ひどく滑稽な格好でくっついていて


しかも、首に注射の針を刺されたとたん

《凛》は小鳥のような鳴き声を出して

「チッチ!チッチチチチ!!」 と鳴き出した


なんて鳴き方・・ ってか声なんだ!

誰が聞いても、まさかそれが猫が発している声だとは思わないだろう・・

これには先生、またしても吹き出す



先日、この病院に保護されていたノラの兄弟仔猫の1匹が茶子ママの所に引き取られた

最後に残った優しい顔をした茶トラ男の子の事が気になって仕方なかったのだが


この日、診察室に入るなり先生がおっしゃった


「最後の仔猫も引き取られましたよ」


心残りが取れて、幸せな気分で帰路についた

鳴き喚く《凛》の声さえも、下手な歌声に聞こえたくらい嬉しかった