ねこ日記 ~ 保護者猫 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン


今朝、魔女が猫用バスケットを持ち出して来た

僕はそれを見て思わず体勢を低くし、逃げる準備にかかった


魔女 「《ジョン ブリアン》、そんな格好をしたってこの部屋にいる限り逃げようがないじゃないか・・」


僕 「これからここで逃げまわらなきゃならない!」


魔女 「今日は《ジョン ブリアン》じゃないよ」


僕 「2個もあるよ、どっちかが僕なんでしょ!」


魔女 「《バブー》と《凛》だよ」


僕 「え・・ 二人とも病気なの?!」


魔女 「《バブー》はね・・ ちょっと・・」


僕 「病気が重いの! それで毎日ああやって叫んでいるんだね!」


ジンジン 「《バブー》が甲高く叫ぶから、僕、寝不足だ・・」


僕 「僕はあんまり恐ろしくて隣のお部屋に逃げた」


水玉 「俺、なぐっちゃた・・ 病気だって知らなかったし」


魔女 「病気では・・ない」


ボンネット 「ぼく、《バブー》は病気と思う! だってぼくが 『あそぼう』 って言ってもシカとだし、ぼくの方を見もしなくなったし、一日中 ただ さけんでいるだけだもの。 よく考えたら あれは《バブー》じゃない! まじょ、本当の《バブー》は どこに行っちゃったの汗」 


魔女 「病院から帰って来たら妹の《バブー》に戻っているから・・」


ボンネット 「さけびに きく お薬が あるの?」


魔女 「薬・・ってか・・  病院に行けば妹に戻るんだ」


ボンネット 「《バブー》を なおして あげてあせるあせる


魔女 「ちゃんと先生にお願いして来るから・・」


ユリぼうず 「《ボンネット》、病院には薬も注射もいっぱいあるのね、だから妹に戻る注射をお願いしたらいいんだよ、僕が先生にそう言って差し上げる」


魔女 「《ユリぼうず》・・ 行く気かい」


僕 「《りん》も病気なの?」


魔女 「《凛》は健康診断といって、どこにも病気がないか診てもらうだけだよ」


ユリぼうず 「魔女! 僕、仕度出来てるから」


魔女 「今日はいいって! 第一、どんな仕度だよっ」


ユリぼうず 「僕は《凛》のお母ちゃんであり、《ボンネット》のお父ちゃんだ。 つまり2匹の保護者なのよね」


魔女 「ああ、もう・・ ややこしいからやめておくれ!」


僕らは駐車場までついて行った

《ボンネット》は窓に乗っかって、《バブー》が連れて行かれるのを泣きながら見送った


ここで騒動が起こった

《ユリぼうず》が車に乗り込んでしまい・・


魔女 「降りなさい」


ユリぼうず 「ヤダ!」


魔女 「こんな狭い車に《ユリぼうず》までは乗れないよ!」


ユリぼうず 「本日はバスケットの上で!」


魔女 「不安定でしょっ!」


ユリぼうず 「では、後ろの窓のせっまいところで」


魔女 「本当に今日はダメ!」


ユリぼうず 「誰が保護者だよっ!! ああ~むかっ


魔女 「いい加減にしなさい!」


     まじょねこ日記-Yuribouzu 09616

  病院について行く! と言ってきかない《ユリぼうず》
  青いバスケットには《バブー》 赤には《凛》が入っている

  
《ユリぼうず》は引きずり降ろされた

それでも短い足を踏ん張って必死に抵抗した

それはまるでこの前テレビで観た・・ オオマワリさんに捕まって連れていかれる時の犯人のようだった



魔女


軍団の通う病院は2軒ある


ひとつは24時間体勢の救急を兼ねる大きな動物病院で、《ジョン ブリアン》が通っている

緊急の時や、重態で多くの医療機器が整っていなければならない場合はここだ


もうひとつは個人病院で、日常の病気や避妊、去勢手術をお願いしている

ここの先生も本当に動物が好きで、動物のために夜まで病院を開けてくれている


両方ともノラ猫やノラ犬を多く抱え、殆どボランティアで開業しているようなものだ

一匹でも多くの動物たちを幸せにするため、里親探しにも明け暮れる


これら2つの病院は我が家からはそれぞれ北と東に車で30分程行った所にある

車でなら1~2分の所に最新医療機器を備えた大きな動物病院があるのだが、そこには行かない

何故なら動物が好きでやっている訳ではないから

うちの家族は動物好きで愛情のある先生に診てもらう


で、本日は後者の病院

バイパスを通るので猫は鳴く

ハイスピードが嫌でぎゃんぎゃん鳴く

ここで大型バイクを見つけては感動し、はしゃぎまわるのは《ユリぼうず》だけだ (今日はいないけど!)


今日は《バブー》の避妊手術

サカリがきて、連日叫び続けては軍団を恐がらせていたが、病院ではとてもおとなしくして、良い子で引き取られました

明日の夜、迎えに行きます (日中は仕事なので)

《バブー》、頑張ってください

そして・・ごめんなさい 


《凛》は健康診断

生後1ヶ月半、見ずもがな、女の子 三毛だし・・ 

生後1ヶ月半にしては体重が少なく、栄養失調気味

便を顕微鏡検査すると、回虫の卵、そして環境の悪い所で育ったのだろうかコクシジウムが発見された

コクシジウムは他の猫への感染の可能性がある

すぐに薬を飲ませ、家でも虫下しを飲ませる事になった


家に着くと、元気のない《ボンネット》を《ユリぼうず》が抱えてあげていた 


      まじょねこ日記-Yuribouz&Bonnet 09616
           で・・ なんで足なんだ・・


ボンネット 「まじょ、《バブー》は・・?」


魔女 「今叫ばない訓練をしてるからね、明日の夜には訓練を終えて帰って来るよ」


ボンネット 「ちゃんと 妹にもどって 帰ってくる?」


魔女 「大丈夫だよ」