僕らのハロニャン! | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

水玉


2回寝た前の夜

全員が揃って、僕らの 『ハロニャン パーリー』 が決行された



外がすっかり暗くなって

僕らの夕食も終わって・・



魔女 「さあ、仮装だよ!」


僕ら 「わ~い! わ~い!!」


ボンネット 「ワ~イ! ワァァァァァ~イ!!」


僕 「落ち着けよっ!おまえ、仮装って知らないだろ!」


ボンネット 「カッソウ! カッソウ!!」


ジンジン 「ただ同調しているだけだよ・・」



魔女は僕ら一人一人に用意した色々なものを取り出して

『これは・・《水玉》 これとこれは《ユリぼうず》・・』

なんてブツブツ言いながら僕らに当てはめた





ハロウィン  僕は角だ!



ユリぼうず 「なんだか凶暴な牛みたい・・」


僕 「こんな風にするともっと凶暴に見える?」



           Mizutama-1 081031



ハロウィン 《ジンジン》は何かを首にいっぱいぶら下げて・・



ジンジン 「どう?」


僕 「ポーズをとっているよ・・ 慣れたものだな」



     Jinjin-2 081031



ハロウィン 《ユリぼうず》はマントをして角をつけた



ユリぼうず 「どうだ! 怖いか!!」


ボンネット 「カアチャン・・ コワイ・・あせる


     Yuribouzu-2 081031



ハロウィン 《ジョン ブリアン》もマントだ



ジョン ブリアン 「魔女、写真撮るなら《伐》と一緒に撮って」



     Jyon brian&Batu 081031


ジンジン 「ジョン デ リングのジャックのシールもいいね!」





ハロウィン 《アゾ》は首に飾りとマントだったんだけど・・

   

マントが大きすぎて踏んでしまう



アゾ 「こっ、こでは・・ おっかしいだろう ぐっじゃぐじゃ なる・・ ぐっじゃぐっじゃ ぐっじゃぐっじゃ ぐっじゃ!!」


魔女 「取るから・・」  


アゾ 「こ、こっわい かんじは こんな目っつきでええ?」



     Azo-2 081031

  



ハロウィン 《ボンネット》も首に飾りと

        体にスケリュトンの布をつけた



ボンネット 「・・」


魔女 「どうした?」


ボンネット 「・・」


魔女 「布が気持ち悪いんだね」


ボンネット 「・・」


魔女 「取ろうね・・」



     Bonnet-1 081031

ボンネット 「ワ~イ! キャッ、キャッ!! ココニモ ボンニャット イタイタ!」


僕 「こいつ・・ 大丈夫か・・」


ジンジン 「ねえ・・ 《アゾ》も《ボンネット》も、仮装を取っちゃったら迫力なくなるじゃない」


魔女 「嫌がっているものを無理に着せたら可哀想だ、そのうち《ジンジン》たちみたいにベテランになったら色々くっつけて面白がるようになるからさ。 今回は首の飾りで十分だよ」





ハロウィン 《涼子》が廊下にいる



魔女 「《涼子》のも用意してあるからね」


涼子 「それよかご飯!」


魔女 「はいはい、食べたら仮装して出かけるよ」


涼子 「仮装はしない! ダサい!」


魔女 「まったく・・」


涼子 「あの子も行くの?!」


魔女 「あの子・・って?」


涼子 「顔の中心線がズレちゃってる子よ!」


魔女 「ちゃんと《ボンネット》と呼びなさい!」


涼子 「・・」

 

魔女 「・・行くよ、バスケットに入れてね」


涼子 「・・ま、ならいいか」




        Ryoko 081031



ハロウィン さあ、いよいよ近所のお家巡りだ!



魔女 「みんな! よそのお家に行ったらドアの前でなんて言うんだっけ?」



僕ら 「トリャック オ~ トリャ~ト!! 

         猫缶くれなきゃひっかくぞぉ!!」



魔女 「そうそう、そうやって怖~い顔をして、家から出て来た人間を脅すんだよ」


僕ら 「わかったあ~!!」


アゾ 「にゃっ、にゃっ、にゃこかん くでなきゃ ひ、ひ、ひ、ひっかかか・・ ひっかくので・・ ぶっかきますから・・」


僕 「《アゾ》、おまえは何も言わなくていい」


ボンネット 「カンジョメ ヒッカク!」


僕 「缶詰をひっかくんじゃないの・・」


ジンジン 「魔女、《ジョン ブリアン》も歩いて行くの?」


魔女 「《ジョン ブリアン》は歩いたりしちゃいけないから今回はバスケットだ」


ジョン ブリアン 「僕、みんなと一緒に歩いて行けないの?」


ユリぼうず 「おまえは無理するな!」


魔女 「そうだよ、病気が悪くなるといけないからね」


ジョン ブリアン 「・・はい」


僕 「《ボンネット》はどうするの?」


魔女 「《ボンネット》もバスケットだ」


ジョン ブリアン 「じゃあ、《伐》はどうするの?」

僕 「《今日ちゃん》と《インジゴ》の写真は?」


魔女 「・・」



          batu07113

                       《伐》



injigo08518
        《インジゴ》




          
kyou071231

                  《今日ちゃん》




魔女は大きなバスケットにお気に入りのニャイトミャ~(ナイトメア)のひざ掛けを入れ

マントで暖かくした《ジョン ブリアン》がその中に入った

そして、小さなバスケットには《ボンネット》を入れた



それから・・

《伐》を背中に背負った

そして、《今日ちゃん》と《インジゴ》の写真が入った写真立てに紐をつけて首から下げた



魔女 「さあ、出発だ!」



僕ら 「あせるあせるあせる



両手に大小のバスケットを下げ

背中に大きなブリキの《伐》を背負い

首から2つの写真立てをぶら下げ

蜘蛛に変装した魔女は・・



僕らが今まで見て来たどんなものより・・ 

奇妙奇天烈で恐ろしかった


つづく