教室風景 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

魔女


本日はアトリエでの、子供たちの面白会話をちょこっと



クマ  私だけどうして・・?


熊ちゃんという生徒がいる

もうおっきいお兄ちゃんなんだけど

その苗字から長年そう呼ばれている


あやね 「あのう・・ 先生」


魔女 「どうしたの? 深刻な顔をして」


あやね 「私・・ クマちゃんがどうしても人間に見えるんです・・」


魔女 「あらら・・ それは大変! 

            魔女にはちゃんと熊に見えるのに」


あやね 「どうしよう・・」


魔女 「みんなはどう? ちゃんとクマさんに見えてるよね!」


(子供は単純だから・・)


みんな 「はい、魔女先生、見えてます!!」


あやね 「わぁ、どうしよう・・」


魔女 「あやねちゃん大丈夫よ、もっと時間がたてばきっと熊さんに見えるようになるから」


あやね 「見えるようになるかなあ・・」



クマ  クマだから・・


その熊ちゃん、大学の試験だか何かで、ここ2週間ほどお休みをしている


みんな 「魔女ぉ・・ クマちゃん今週も来てないの?」


魔女 「そうなんだよ・・」


みんな 「どうしたんだろうね」


魔女 「そうだね、熊ちゃんがお休みなんてこと、めったにないものねぇ」


あやね 「冬眠してるんだよ・・」


みんな 「そっかあ~!」



合格  先輩・・


この教室は縦社会

先輩は新入りの指導にも当たらなければならないのだ


魔女 「みんな、もうすぐ展覧会だよ!その間は教室は休みで、魔女は毎日展覧会場にいるからね」


みんな 「は~い!!」


新入り 「・・展覧会ってなあに?」


先輩のまあくん 「おまえ、展覧会も知らないの?!」


新入り 「うん・・」


まあくん 「展覧会ってのは、魔女先生が1年に1回だけまともな服を着る日の事だよ!」


魔女 「・・」



カエル  足あと カエルかい・・?


新入りのみら 「先生、今日からよろしくお願いします」


魔女 「はい、よろしく!ここは猫がいっぱいいるから仲良くしてね」


みら 「猫にさわったことない・・」


魔女 「じゃあ、触ってご挨拶して」


みら 「おそる・・おそる・・」


魔女 「大丈夫でしょ!」


みら 「うん、大丈夫だった! もっとさわってみる」


魔女 「そうしなさい!」


みら 「わあ、すご~い! 吸盤だあ!!」


魔女 「それ、肉球だから・・」



ねこへび  何見てる?


ゆうし 「先生・・」


魔女 「なに?」


ゆうし 「《ユリぼうず》が幻覚を見ています」

 

魔女 「生まれつきそういう顔だから気にしないでくれ・・」


yuri07723


晴れ  女の子だから・・


そうた 「先生んちの猫で、僕が見たことのない猫っている?」


魔女 「そうだね、《インジゴ》っていう女の子がいるよ」


そうた 「《インジゴ》は外に出て来ないの?」


魔女 「うん、あまり外に出たがらないね」


そうた 「なんで? 日焼けするから?」


魔女 (・・もうすでに真っ黒ですから)


injigo08221  

 日焼けが嫌い?な女の子 《インジゴ》


ガーン  七五三


魔女 「子供の着物姿って可愛くて良いものだよね」


せいら 「うん、七五三とかで着物着るよね!」


れれ 「私も着たよ、七五三で」


魔女 「可愛かったでしょう!」


れれ 「ううん・・ 『ざしきわらし』 みたいだって言われた」


魔女 「む・・・」