果たして夢か幻か・・ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

インジゴ



遅い朝に魔女が起きて来て、ベランダで眠気を覚ます


《アゾ》はいつも通りに喜んで魔女に椅子を勧め

自分はテーブルに乗っかって魔女の顔をマッサージするのに余念がない

それは《アゾ》の接待であり、精一杯の喜びの表現なのだ


魔女 「ポインセチアの葉がすっかり赤くなってる・・」


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私  「あかって何だろう・・」


注) 我が家のポインセチアはこの時期花屋で見るのとはおおよそ違う。  長いのだ・・ ぶんぶん伸びた木なのだあ~!(もっとも、ポインセチアは木だけどね・・)


poinsetia071217


その後、みんなしてお部屋でお昼寝をした


途中で目を覚ました《ジョン ブリアン》が、みんなを起こして言った



ジョン ブリアン 「ちょ、ちょっと・・ あれ・・」


私  「なに・・?」


私たち 「 !! !! 」


ジンジン 「夢?」


ジョン ブリアン 「ジンジン、どんな夢見てる?」


ジンジン 「僕が今見ているのは・・《アゾ》と《ユリぼうず》が一緒に寝てるという・・ それはやっぱ夢だ」


ジョン ブリアン 「なら、僕も同じ夢を見ているよ」


インジゴ 「そんな・・ 私にも見えるんだけど・・」


水玉 「なんだ・・ みんなして同じ夢を見てるのか?」


ジョン ブリアン 「そうだね、夢じゃないんじゃない?」


水玉 「ありえないしね・・」


ジョン ブリアン 「今ちょっと離れちゃったけど、最初に僕が見た時は《ユリぼうず》が《アゾ》を抱っこしてたよ」


ジンジン 「夢だ・・」


水玉 「そりゃ夢だな・・」


ジョン ブリアン 「だよね・・ ぶっくりしたあ」


それで僕たちはまた眠った


夕方・


水玉 「さて、そろそろご飯の時間かな、 何だまだか・・」


ジョン ブリアン 「《水玉》はいつも時計を見てご飯の時間を分かるよね」


ジンジン 「アトリエにいても夕食の時間が近くなると、何度も時計を見てるよね」


水玉 「他にどうやって知るのさ」


ジンジン 「僕は勘だ」


ジョン ブリアン 「僕はお腹の減り具合かな・・」


水玉 「何だよそれ! 非文化的だな」


私  「時計でどうやって分かるの?」


水玉 「棒の形で分かるじゃないか」


私  「時計の中に入ってる2つの棒?」


水玉 「そうだよ、夕方なんて棒が縦に真っすぐになったら晩ご飯なんだ」


ジョン ブリアン 「そうなんだ?!」


水玉 「みんな、もうちょっと文化的に暮らそうぜ・・」



ジョン ブリアン 「ところでさあ、 《ユリぼうず》・・ 

                  夢だとは思うけどさぁ・・」


ユリぼうず 「なあに?」


ジョン ブリアン 「昼間、《アゾ》と一緒に寝て・・ 

                     な~んてなかったよねえ」


ユリぼうず 「寝てたよ」


私たち 「・・・ !! 」


水玉 「《ユリぼうず》・・ どうした?!」


ユリぼうず 「・・・」


ジンジン 「《アゾ》、おまえ本当に《ユリぼうず》と寝てたのか?」


アゾ 「ア、アジョ・・ ユジボージュトオ~ ネ、ネ、ネンネッタア~」  


yuri&azo071217


私  「《ユリぼうず》に襲われないで?!」


アゾ 「ユ、ユジボージョハ~ オッ、オッ、オッソワナイネェ~」


私  「何で?」


アゾ 「ナンデェ~・・?  ワッ、ワッカラナイ・・・」


水玉 「ねえ、《ユリぼうず》、何で襲わなかったのさ?」


ユリぼうず 「なんたって、僕は猫しか襲わないからね!」


私たち 「・・・?」


ユリぼうず 「・・オットセイは襲わない!」


アゾ 「ア、ア、アジョワア~ オッ、オッツトシェー ダカラ~!」


azo071217


ユリぼうず 「ほらね」