自分のお部屋ができたから・・ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン


まだ少し鼻水が出ているけど

僕の熱は下がりました

ご心配をおかけしました 


それで、僕がへろへろになって眠り続けている間に

《アゾ》 のお部屋が出来ていた


出来ていた・・っていうか

小さめのクマさんもようの布がしいてあっただけなんだけど・・



僕  「これ、なに?」


ユリぼうず 「《アゾ》 のお部屋だよっ!!」


僕  「《ユリぼうず》・・ なに怒ってるの?」


ユリぼうず 「《アゾ》 がお部屋をくれない!」


インジゴ 「《ユリぼうず》 のベッドはもうあるじゃない」


僕  「ところで・・ この猫は誰?」


インジゴ 「・・・??」


ジンジン 「・・・???」


僕  「あのぉ・・君・・ だれ?」


アゾ 「・・・?? ア、ア、アジョ・・?」


涼子 「はあ? 何言ってんの! 《アゾ》 はもっとブスでしょ!」


インジゴ 「そんな、 ブスだなんて・・ でも、ほんとは誰?」


アゾ 「ア、アッ、アジョ・・」


水玉 「確かに 《アゾ》 の臭いではあるよ・・」


僕  「じゃあ、本当に 《アゾ》 なの!」


ユリぼうず 「僕が確かめる!」


水玉 「どうやって?」


ユリぼうず 「近づく」



アゾ 「ウウウゥゥゥゥ~ ゥゥゥ~!!」


ユリぼうず 「やっぱ・・ 《アゾ》 だ・・」


僕  「《アゾ》 ・・ 可愛くない?」


インジゴ 「可愛い!!」


ジンジン 「何があったんだ! 昨日まであんなにブスだったのに!  あ・・ごめん」


僕  「お部屋ができたからじゃない?」


涼子 「そんなことで可愛くなるわけ?!」


僕  「それはおかしいね、《涼子》 にはアパートっていう、あんな広いお部屋があるってのにゾンビ顔になってるものねぇ」


涼子 「なによ、その言い方!! 私はいつも可愛いわよっ!」


インジゴ 「ねえ 《アゾ》、私もお部屋に入っていい?」

アゾ 「ド~ジョ・・ ド~ジョォ・・」


injigo071015


《インジゴ》 は猫の間でのしきたり通り、 『あなたの場所にに入らせてね』 の印に 《アゾ》 の頭や顔をいっぱいなめてから、入らせてもらった


僕も 《ジンジン》 もしきたり通りにして入ってみた


《ユリぼうず》 も同じにそうしようとしたら、《アゾ》 が唸ってしまって自分だけ入れなかった

それで、《ユリぼうず》 は苛々して何かに当り散らした


yuri071015


みんなにお願いすることばかりだった 《アゾ》 は

自分のお部屋が出来て

みんなから 「入らせて」 ってお願いをされるようになって


突然可愛い顔に変わってしまったんだ



azo071015