グリーフでとまどう日々

グリーフでとまどう日々

2020年10月20日 夫が急逝
今まで経験したことのない日々と感情に戸惑っています。
子供なし
2021年5月 実家暮らしスタート
姫ちゃんは相変わらず可愛いです

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先日友人と食事をしたときに、後期高齢者の宝庫!の我が地元にレストランができた「らしい」との情報をゲット


調べてみたところ、自宅から歩いて20分のところにオープンしたてのレストランを発見しました。


ちょうどその近くに郵便局があるので、郵便局行きがてらに視察!


カフェ利用可能とのことで、アイスコーヒーとケーキをお願いしました。ケーキパクつきながら横目でカウンターの中にいるシェフを観察。どうやら鯛くんを捌いています。美味そうですなぁ。


それにしても


まぁこの土地を知っているジモティーだから言わせていただきますが


「良くぞ こんな限界集落へ来てくださいました!」


なにしろですよ


お店の目の前に見えるのは釣り船ですよ!


上空には トンビ 君たちが飛んでるんですよ!




ボケボネ写真ですが、釣りから帰ってきた釣り人さんたちが窓の外に見えます。




近くではトンビ君たちも羽を休めてます。ちなみにここは私が昔、通学で通った道です😅


こんな海辺の何もない町にレストランですよ!!!!


きけば、オーナーシェフさんはご近所の佐島出身。近年彼の地にはオシャレなレストランがたくさんできているし、移住してきた方も多い。ここもジモティーの私からすると「交通不便すぎる住むのが大変な土地」なのですが、まぁ当初「南葉山」というネーミングで売り出していたり、芸能人の別荘?があったりで、土地に付加価値がついたようです。


そんな素敵な場所ではなく、この何もない我が町へレストランをオープンしてくれるなんて! 14時からはカフェ利用もできるなんて 


幸いなことに、お客の80%は地元民とのこと。みんなこんなお店を待っていたのよね きっと


ケーキを食べ終わってシェフとお話ししていたら、ひと組のお客様がランチのために来店したので、そこでお店を後にしました。


たまの息抜きに利用させていただきますねー










うちの旦那は父親が浮気相手のところへ行ってしまい、10歳の時から親一人子一人で成長しました。


そのせいか、マザコンと勘違いされるほどの仲良し親子。ですから旦那が亡くなって、周囲は義母のことをとても心配したようです。


ところが、周囲が驚くほど元気です。義母曰く


「寂しいことはあるけど、あの子は人生最後の20年間、本当に幸せだったんだから悲しくはない」


貧乏な母子家庭で育ったため、お金のかかることは一切諦め、中学の時には大学への進学も諦め工業高校へ進んだという諦めの人生だったようです。その中で唯一、自分で決めた道が結婚して北海道を離れるということでした。


就職した企業は業界では大手、給料も北海道にいた時よりはるかに多く、TVでしか見た事のない六本木や渋谷、二子玉、、や熱海😅箱根😶を庭とし、職場の仲間にも恵まれ、海外旅行に何度も行き...という北海道にいた時には想像できない日々を過ごしたのは間違いないのです。


でも本当に幸せだった?


この疑問が常に私の心の奥底に潜んでいます。


でも義母は繰り返し言うのです。


「あの子は本当に20年間幸せだった」


考えてみれば、20年間ひたすら私に愛情を注ぎ続けてくれました。「趣味はまぁたん(私の呼び名)」と言うほどに。


そして彼にとっては愛情を注ぐことが一番の幸せだったのだと、今になって気がつきました。


そこまでの愛情を注がれた事のない私は、そのことに一切気がつきもせず感謝もせず🥲 でも私はそれそのまま受け取っていた。


亡くなる前に冗談半分で繰り返した会話を思い出します。


「私は本当に良い奥さんだよね」


「当然」


間違いなく彼は幸せだったんです。


        ⬇️忘れ形見の姫さま









NHKの大河ドラマ


今年は脚本が三谷幸喜さんということで「新撰組!」 「真田丸」同様面白いに違いない!と毎週楽しみに見ています。





今週は木曾義仲の息子 木曽義高が殺されてしまう回でした。


この時代のことはまったく詳しくないのですが、以前北条政子を主人公にした小説を読んだことがあるので、木曾義高が殺されてしまうことはなんとなく知っていました。


また義高と婚約していた頼朝の娘大姫の心が、そのショックで壊れてしまったということも小説で知っていました。


こういう悲劇って本当は見たくないのですよね。でも三谷脚本はそんな私をぐいぐい引っ張っていきます。


周囲が義高を逃そうと色々手を打つ。見ている私は、史実に反して助かっちゃうんじゃないの?と思ってしまう流れ。そして最終的に大姫による除名嘆願に頼朝の心が動かされ、「殺してはならない」という命令が出された。。。。そのときに、義高を殺したという伝令が届く。


それを聞いて頼朝が言った言葉。


天命


ああ そうなんだ


日本語には天命という言葉があるんですよね。すっかり忘れていました。


旦那の56歳は寿命ではなく天命だったんです。