あほだら亭 | これが私の生きる道Ⅱ

あほだら亭


食堂修行の旅に出ると

必ず辿り着く宿縁

あほだら亭

ようやくその深層心理を求め

ご縁に触れることがでけたぞ


ブルーのテントが鮮やかなあほだら亭

あほだらといえば

阿呆陀羅経

仏説あほだら経……」という歌い出しの戯れ文句

いなせな主人のネーミング

小粋な拍子が俺のハートに躍動するぞ

駐車場は道を挟んで店の前

常連は店の入り口付近に

横付けする荒業も披露してくれる

座席はすべてテーブル席で

一人客がテーブルを占拠するため

相席を余儀なくされる可能性が高い

発注のしきたりがあって

あほだら定食の分類が4種目

常連の発注は実に軽快で隙がない

女将が厨房でおやじに宣告する

『1が2、2が0、3が2、4が0』

ゼロのないないずくしあほだら経

卓上アイテムのなつかしい容器が

昭和のデザインでいいね

古今東西

胡椒がないので中華そばは無し

アイテムで読めるおしながき


★とんかつ定食550円

めしの旨さが特徴的で

カツの仕上がりも素晴らしい

注文を受けて揚げるので

あつあつで登場するぞ

しかもさっくりした仕上がりが非常に美味で

口当たりのサクサク感で💛高揚

下味の塩コショウがしっかり入り込み

衣と肉の合体する絶妙なカツ

刺激的な面もあるぞ

肉厚はやや薄め

叩いて広げる下ごしらえの事情

専有面積を広く見せるビジュアル効果も働く

★玉子焼き単品発注200円

定食550円という設定の中で

福材も含めて

総合的には妥当な適正価格要素があると俺は確信する

レタスのちぎれ2枚、すぱげての2,3本

みそ汁の具材は密度なく

お椀6割の少量気味コストダウン

それでも品数があり

魅せるテクニックを兼ね備える

定食システムは素晴らしいぞ

店側の利益努力と

客の満足が見事に合致するじゃないか

さて、およそ俺たち客は

見落としたらいかんもんがある

それは肝心の肝心

枝葉末節じゃなく

本来の姿じゃないか

SO!ちけらっちょ

肉の旨みや素材の良しあし

びじゅあるも内容量も含め

仕上げも愛情も含め

なにを使っとるかが大切なんぞ

★チキンカツ定食550円

たとえ1000円じゃろが

500円のワールドでも

本質を見極める感覚を持っときたいもんじゃ



【店名】あほだら亭
【住所】愛媛県新居浜市松木6-10
【電話】0897-41-0409
【営業】11:00~19:00
【定休】土曜日、日曜、祝日

あほだら亭定食・食堂 / 新居浜駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0