学生時代最後に弾いた曲がこれやった
俺より上手い学生は山ほどおった
俺は練習は嫌いじゃった
最後に選んだ曲はショパン
実力以上な曲に挑戦したけん頑張った
師匠からいつも怒られた
この曲のことで毎日頭の中がいっぱいやった
挫折と混迷の繰り返しやった
フレーズの表現に悩んだ
テクニックのなさに途方にくれた
ほいでも歯を食いしばった
ピアノを見るのが嫌になるくらいこいつと一緒に過ごした
いろんな想いが募る楽譜開いたら
あの頃のことが蘇える
当時のようには弾けんけど
なにか込み上げてくるものがある
次第に目頭が熱くなってきた
俺の思い出の曲
今でもショパンが好きや