ある地点へ着陸する時の飛行をApproachという。
今日はNormal Approachについて説明する。
Approachにおいてはある地点で、Hoveringの高度まで降下し、尚且つGround Speedが0になるように操縦を行う。
その際には地面の状況、風やヘリコプターの重量等を考慮に入れてApproach後に着陸できるかを見極める必要がある。
高度は約300Feet AGLから始め、8度から12度の角度で効果をしていくのが理想である。
目標地点を見定め、Collective Leverを下げ、降下を開始していく。
降下の際には姿勢を維持するためにCyclicを操作し、機首を維持するためにPedalを操作する。
つまり、全てのControlを行いながら、着陸地点に降下していく。
降下率は昇降計において確認できるが、できれば目と体感覚で把握できるようにする。
何回もこなしていけば、今どのくらいの角度で、どのくらいの降下率で降下しているのかが視なくてもわかるようになる。
着陸地点を過ぎるかもしれない場合はCollective Leverを下げ、手前に着陸しそうな時は若干あげる操作をして、細かな調整を行う。
25~40Feet AGLになるころになると、風にもよるが、Air Speedが減少し、ETLが無くなるため、揚力が低下する。
そのためこの付近からCollective Leverを上げていき、Hovering できるよう揚力を上げる。
そして、ゆっくりAft Cyclicを行い、Ground Speedをゆっくりと0にしていき、Hoveringに移行する。
私の経験としては、Rate of Closureと言って、地面への近づく感覚を掴むのが最初は出来なかった。
そのため、Collectiveを下げる操作が足らずいつもオーバーランして着陸していた。
しかし何度も繰り返していく中で何となくこれくらいかなという感覚がつかめるようになり、ほぼ目標とするところに着陸することができるようになった。
自家用ライセンスの要件としてはある一定範囲に入ればいい。(数値は忘れた)