Aeronautical Decision Makingとは直訳でいうと「航空意思決定」である。
パイロットが飛行中に起きる出来事についてベストな行動を毅然として決定する際に用いられる心の変化への系統だてたアプローチの事である。
つまりは常にベストの決定ができるようにするための考え方と言ったところである。
どんなに技術が発展しても、訓練方法が進化しても、パイロットへのサービスが発展しても事故は無くならないという事実から考え出されたものだ。
どんなにこれらが発展しようとも人に起因する事故は起こり得る。
統計では、事故の65%はこの人によるもの、Human Factorによって起きたものだそうだ。
さて、航空意思決定は事故を防ぐうえでも重要なことであるが、まずはそれを考える前に意思決定の過程がどのようになっているかを示す。
DECIDE Modelというものがある。
Detect-何が起きたかを発見する
Estimate-その変化に対応する必要があるか見積もる
Choose-飛行を成功させるための希望する成果を選ぶ
Identify-その変化を制御できる行動を確認する
Do-変化に必要な行動を行う
Evaluate-その行動の効果を評価する
人はこのような流れで意思決定を行っている。
車の運転でも行われており、人は無意識の中、これを行い、危険回避を行っている。
具体的にどうすればいいかは後日説明する。
今日はここまで。