以前分別管理ということを持ち逃げリスクをなくす方法として紹介したが、これをルクセンブルグの積立投資に当てはめてみる。



まず投資家の毎月の引き落としはHSBC Londonに送金される。


そして投資請負業務会社の指示のもとHSBC Londonに入ったお金を使って、KBC European Praivate Bankersという銀行がUSITS 4の基準をクリアしているファンドのみ購入する。



このファンドはKBLの自分の資産として保管される。



この自分の資産というところがまずはポイント。


KBLの銀行の資産でもなく、HSBC Londonの資産でもなく、投資家自身の資産となる。


そのためどこが潰れようが、自分の時価総額の資産は守られる。



HSBC Londonの説明を加えておく。

ロンドンに本部を構え、世界で最大級の銀行・金融サービス機関の1つであり、80を超える国に約7,200のオフィスを展開し、HSBCは世界中に約1億人の顧客をかかえている。



KBL European Pravate Bankersは

1949年創業。ルクセンブルグに本部を構え、ヨーロッパ最大級のプライベートバンキンググループである。


特に世界中のカストディアンと提携を組むことにより、グローバル・カストディアンの業務を行なっていて、カストディアンとしての預かり資産は約1,610億ドルある。



KBLはKPMGという監査を行っているところから監査を受け、不正がないかチェックされている。


KPMGは1870年に創業。オランダを本部とする世界148か国にわたるグローバルネットワークに、113,000人のスタッフを擁するプロフェッショナル・サービスファームで、プライスウォーターハウスクーパース、アーンスト・アンド・ヤング、デロイトトウシュトーマツと並び、世界4大会計事務所である。




関わっているところがすごすぎる。



安全だとしか言いようがないこの形。



これをヨーロッパではMiFIDルールという。



どんな投資案件でも分別管理されたモノを選ぶといいだろう。