ヘリコプターが前に加速している時、Rotorの先方の回転部分ではInduced Flowがほぼ0になり、後方部分では増える。



これにより前方部分はAngle of Attack(AOA)が大きくなり、それによって上向きの力が働くが、ジャイロ効果により90度進んだ位置に力がかかったように動く。



後方部分は逆にAOAが大きくなり、Rotorに下向きの力を与え、90度先にその力の影響が出てくる。




上から見て反時計回りに回転しているのであれば、Rotorは右に傾き、ヘリコプターは右にわずかにRollingするような動きをする。




このことをTransverse Flow Effectと言い、Air Speedが約20knot付近で発生する。



操縦しているとこの付近では振動し、その振動によって今Transverse Flow Efffectが働いているとわかる。



対処としては振動を感じる手前でCyclicを左に少し傾け、当て舵を取るだけでよい。



これも慣れてくれば、自然に体が反応し、できるようになる。